剣岳/赤谷尾根(1800mまで)

日程
2001年12月27日(木)〜29日(土)
メンバー
(ARIアルパインクラブ)有持、原、豊山、前田、石崎、藤川
記録
(ARIアルパインクラブ)有持真人
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


有持です。

 剣岳/赤谷尾根に行ってきましたが、雪がかなり多くスピードが上がらないのと
予想通り悪天候になるのが分かったので下山しましたので敗退記録です。

<日程>   2001年12月27日(木)〜29日(土)
<場所>   剣岳/赤谷尾根(1800mまで)
<メンバー> ARIアルパインクラブ/有持、原、豊山、前田、石崎、藤川
<記録>

 今年は雪が多いと言うのと、年末年始の天候が荒れそうであったので、赤谷尾
根〜北方稜線を1週間で行動するのは厳しいと思っていたが、冬の剣が初めて
のメンバーが4人いため、冬の剣を経験して、剣の雪を堪能してもらうためにあえ
て敗退覚悟で出発する事にした。

12月27日(木)曇〜雪

 伊折(0800)〜馬場島(1120/1215)〜赤谷尾根取付(1250/1300)〜1100m(1455)

 夜通し車で走って明け方に伊折に到着。ゲートまで行こうとしたがかなり雪が
多く、はまってしまいそうな感じであったのでバックして伊折まで戻って路駐して
出発。途中で先行パーティを追い越してひたすらラッセルをする。馬場島までは
ノンストップで2時間20分。

 警備隊の詰め所でヤマタンを受け取って赤谷尾根へ向かう。今回は小型軽量
のスノーシュー(TSL−205)を使用する事にした。それでも膝上ぐらいのラッセ
ル。小窓尾根へ向かう3人パーティと分かれて、いざ赤谷尾根へ。

 とにかく大ラッセル大会となってしまい。平均、腰から胸で多いところの斜面で
は頭のラッセルとなってしまい。トップは空荷で6人で延々ラッセルしても、1時間
に標高差70〜80mぐらいしか進む事ができない。

 今回は軽量化してザックも23s程度に納めたので、まだなんとかなったが、
もっと重ければ更に苦労しただろう。

 1300mまでは行きたかったが、日没となってしまいそうだったので1100mの
少し平らな所を整地してテントを張る。

12月28日(金)雪

 1100m(0750)〜1600m(1500)

 気圧の谷が通過して、朝から雪だがそんなに強くはなく、樹林遅滞なので問題
はない。

 昨日と同じ調子で延々とラッセルをする。1日かかって標高差500mを登り、や
っと1600mにたどり着いた。

 今日は、ここで終了。

12月29日(土)快晴

1600m(0650)〜1800m(0700/0730)〜1600m(0745/0815)〜赤谷尾根取付
(1015/1045)〜馬場島(1130/1300)〜伊折(1400)

 朝のラジオで高層を確認すると寒気があり、明日以降は、はかなり天気が崩れ
層な感じであったため、空荷で1800mピークまで行って展望を楽しみ、その後
下山する事にした。

 1800mピークからはすばらしい展望を楽しむ事ができた。小窓尾根パーティ
も1800m付近を登っているのが見える。しかし、このまま前進して悪天に捕ま
らなければいいが・・・・・。

 2日間かけて、あれだけ苦労して登ったが、2時間半で赤谷尾根の取付に戻
る事ができた。延々と滑れる尻セードは楽しい。(^^)

 馬場島への帰りでは、大勢の小窓へ向かうパーティとすれ違う、明日はかなり
荒れそうだが大丈夫だろうか??

 警備隊詰め所でヤマタンを返納して、あっけなく赤谷尾根山行が終了した。ま
あ1回で登れるとは思っていなかったので、また来よう。やっぱり冬の剣はいい。

 ではでは。 

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