日程 |
2001年11月15日(木) |
メンバー |
(ARIアルパインクラブ)有持真人、藤川勝人 |
記録 |
(ARIアルパインクラブ)有持真人 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
有持です。
クライミングではなくてスキーネタですが、積雪情報の一部として報告しま
す。
<日時> 2001年11月15日(木)
<場所> 富士山/御殿場口
<メンバー> ARIアルパインクラブ/有持真人、藤川勝人
<装備> 「板」 スキーボード/LINE/マイクニックモデル
「靴」 キスマーク/スキーボード専用靴
※ 登りは、コフラックバーチカル(プラブーツ)
<行動>
御殿場口駐車場(06:50)〜8合目小屋(11:20/11:50)〜御殿場口駐車場(12:40)
(登り)4時間30分 (滑降)50分
<記録>
昨日、伊豆半島上空3000mから富士山を見たところ、2合目付近まで積雪が
確認できたため、早速、今シーズン初の滑りに行くことになった。しかし、富士山
の様相はまるで2月下旬を思わすほどで、11月中旬にこれだけの積雪があるの
は、私が山を始めてから初めての事である。
相棒は、FREE TREKエクストリーム仲間の藤川だ。昨日、降雪があったよ
うで、1合目付近から積雪があり、スタットレスタイヤを履いてくれば良かったと
チョット後悔。
朝焼けで真っ赤に染まる富士山を正面に見ながら歩き始める。測候所の雪上
車が走っている。あれに乗せてくれれば楽なのになぁと思うが、今日は、冬山シ
ーズン前のトレーニングも兼ねているので、ひたすら登る。山頂を見るとかなり
風が強そうで、地吹雪が渦を巻いている。
途中、1回小休止して、8合目小屋まで一気に登っていく。雪は多い所で膝ぐ
らいまであり、ラッセルとなる。富士山はいつ来てもアイスバーンしか登った事
がなかったので、チョット面食らってしまう。しかし、11月中旬にラッセルをする
とは思いもしなかった。4時間30分で到着。アイゼンも不要な程の積雪量であ
った。
この雪質なら、山頂から快適に突っ込めそうだったが、とにかく風が強く、山頂
ではまともに歩けないぐらいの風が吹いていそうだったため、8合目小屋から滑
降する事にした。今年の2月に来たときはカリカリのアイスバーンが遙か彼方ま
で続いていたが、今日は上質のパウダースノーである。富士山でこんな最高の
雪質で滑降するのは初めてだ。
連日寒気が入っていたため、今日は、堅いアイスバーンを想定していたので、
スキーボード専用靴を担いできた。板は、今回はFREE TREKではなく、スキ
ーボード専用のマイクニックモデルである。
11:50に滑降を開始する。新雪のパウダーだが、板の幅もある程度あり、長さ
も99pあるので、FREE TREKより滑りやすい、ただ、ビンディングが板の中央
に付いているため、FREE TREKより後傾の姿勢が取りづらい。雪が深い所で
は気を抜いていると、トップが刺さってしまい前転してしまった。まあ、なれればど
うと言うことはないが・・・・。
延々と続く大斜面に快適にシュプールを描いていく。極楽、極楽。思わずにやけ
てしまう。11月にこんな快適な滑降が富士山でできるなんて夢のようだ。
4合目付近からは積雪量が少ないところが多く、石を避けながらの滑降になっ
たが、駐車場のすぐ横まで滑降をすることができた。
今日の滑降は、標高差にすると約2000m強といったところだ。登りは辛いが、
ここは何回滑っても気分がいい。いつもなら、一面のアイスバーンで、転倒する
とピッケルで滑落停止をやりながらの滑降だったが、今日は最初から最後まで
パウダーを満喫する事ができた。50分で駐車場着。
今までFREE TREK+プラブーツで滑降していたが、今回は、山で初めて専
用靴を履いてみた。本当に快適だった。当然か・・・・・。
私の場合は、滑降の前にクライミングがあるので、専用靴は持っていかなかっ
たが、これからは、もっと身体を鍛えて、重いのを覚悟して担いで行こうかなんて
気になっている。(^^;;;
このパウダーがいつまで残っているかは分かりませんが、日が経つにつれて
堅くしまっていくので、狙っている人がいたらお早めに。下部では日差しで雪が
溶けて、堅くなり始めていました。
皆さんより一足早い、初滑降の報告でした。(^_^)(^_^)(^_^)
ではでは。
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