幽ノ沢/V字状岩壁/右ルート

      
日程
2001年10月27日(土)
メンバー
(クライミング上だクラブ)上田、石田、斎藤、増淵
記録
(クライミング上だクラブ)石田
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


幽の沢右俣 V字状岩壁/右ルート

<日程>平成13年10月27日(土)

<チームメンバー>
クライミング上だクラブ:上田、石田、斎藤、増淵

他パーティ(尾崎、川崎、西村、大久保)は中央壁左フェースへ
篠原さんパーティはどちらを登られたのでしょうか???(汗

概況:
・紅葉のピークの時期と重なり、未明より一の倉、マチガ駐車場は満員御礼で警備員が配置され、駐車ス
ペース確保に手間取る。一の倉出合はカメラ隊の大砲列で歩くスペースもない。
・天候は晴れ、それも1週間晴れが続き、幽の沢全体はほぼ乾いていたおかげで、スラブもフリクション
がよく効き、悪いところは特になかった。
・残置は噂どおり少なく、ランナウト気味になってしまうため、慎重に行動した。
・この日はARI遠山さん、塚本さんも幽の沢に入ると聞き、久しぶりに会えると楽しみにしていたのです
が、お会いできず残念でした。それらしき人が正面フェースにいたのでカールボーデンから声を掛けて
みたのですが、、、、反応ナシでした(涙

幽の沢出合からカールボーデンまでは水流はそこそこあるが、スノーブリッジもなく岩も乾いていて快適
でした。大滝の奥、二股の出合にて小休止し、右俣へ行くと、ここも岩が乾いており、快適でした。こ
こまでの要所要所には残置ピトンが打たれており、1個所だけロープを出しただけでしたが、たぶん雨で
濡れると極端に悪くなりそうです。

カールボーデンは右俣リンネのすぐ右岸よりを登行し、中央壁正面ルート取り付きの手前1ピッチ分だけ
ロープを出す。
中央壁取り付きより右俣リンネを超えてV字状岩壁の取り付きへクライムダウン気味にトラバースすると
、きわどいバランスが必要となりそうだったので、1ピッチ下降して、そこから右上する形でトラバース
し、右俣リンネを越え、V字状岩壁の取り付きへ行きました。

V字状岩壁の取り付きから1、2P上田さんリード。どんどん右上する感じ。特にきわどいところもなく
ガバも豊富で快適に登れる。

3、4P石田リード。いままで右上してきたところを左上する。残置が少ないため、えらく慎重に上がり、
とにかくピンがないか探す。しかしたまにあれども、何十年も前の残置っぽい。一度ヌンチャクを掛けて
効きを確かめてからランニングにした。慣れないせいで、ルートファインディングが難しく感じたが、赤
ペンキがあり、それに誘われるように登ったら、フォローの上田さんから「そっち違うよ!!!」のコー
ル。でもグイグイ登れて楽しい(笑5、6P上田さんリード。チムニ状の凹角を左上し終了。

7P草付。石田リード。踏み跡なのかなんなのか分からないし、体力も使うのでここが一番むずかしく感じ
た。途中の露岩にピトンが打たれてたので迷わずランニングをとって、ロープあと少しで一杯のところで
ビレイ点に到着。草付きが一番緊張した(汗

この日は他にも数パーティが入っており、あちこちからハーケンの打つ音、電動ドリルの音などが聞こえ
、とてもにぎやかでした。

帰りは石楠花尾根〜中柴新道を下り、芝倉沢に入ったころにはとっぷりと陽が暮れた。初体験である暗闇
の沢下りは緊張の連続でした(汗

前回のマチガ沢と比べて倍のピッチ数があり、ルートファインディングの楽しさも手伝って、本ちゃん2回
目の僕にとってはとても楽しいクライミングとなりました。

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