日程 |
2001年10月27日(土) |
メンバー |
(クライミング上だクラブ・憬稜登高会)尾崎、西村、川崎、篠原、大久保、山崎 |
記録 |
(クライミング上だクラブ・憬稜登高会)尾崎徹 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
尾崎徹@クライミング上だクラブ 憬稜登高会(千葉県野田市)です。
大野さん 清野さん 先日はアドバイスそして情報を有難うござ
いました。
幽ノ沢中央壁左方ルンゼに行って来ました。
今期最後の谷川と言う事で、左方ルンゼ6名、V字右4名の大
世帯でしたが、ルートが重なり合うのは我々ばかりで、他のパ
ーティーにご迷惑を掛ける事もなく、御蔭さまで楽しい登攀を
行えました。
27日土曜日 5:30天神P出発 林道ゲート前で交通整理員
の制止を、「一度行って見ますから」と振り切ってマチガ沢P前。
車2台が道路を塞ぎ、またまた整理員が一ノ倉方面の進入を
制止している。
何とか端にスペースを見つけ駐車するが、後続が来ない。
V字右に入る知人の御夫妻にも出会うが、用意の良い事に
自転車持ちである。
結局全員が集まってマチガから歩き、幽ノ沢出合7:00となる。
一ノ倉出合はカメラに占領され、でもPは5−6台の空きが有
ったのに、帰りはうれしい事に結構歩けるぞー。
上田、石田、斎藤、増渕はV字右、西村、川崎、篠原、尾崎
大久保、山崎が左方ルンゼとなり、気持ちの良い幽ノ沢を詰
め、右俣からカールボーデンに入る。
穏やかな快晴無風と出合付近の紅葉は今期の最後で最高
の舞台でした。
V字パーティーと分かれT1下のスラブまで上がるが、左フェ
ースに入るJECCの5人パーティーが取り付いて居り、左に移
動して尾根状を左から周り込んでT1を目指す。
他には正面フェースに入る2名パ−テイーのみ。
西村はノーザイルで更に左を上がっている。
尾崎トップでW+程度のスラブを1P上がり、西村と合流し、緩
んだ傾斜をもう1PでT1に入る。
2Pトラバースで核心の左方ルンゼの3Pに届く。
暫くの間すっきりとしたクライミングをしてなかった西村にトップ
を交代する。
濡れてどんなに悪いコンデイションでもトップはうれしいはず。
2本ハーケンを打ち直し、丁寧慎重に西村が上がる。
尾崎が後続し、つるつるのスラブをワンポイントのアブミで抜
けるが、上の岩が大きく剥がれて落ちそうになっていて、良い
ホールドスタンスになるのに残念、絶対に落とせない状態。
打ち直したアブミのハーケンは2cm程度しか入って居らず
タイオフしていても、静かに体重を乗せるとしなるんですね。
ヒューと音を出して息をして、右に移りバランスクライミングで
カンテを上がり、硬い体には少し厳しいトラバースをする。
ハーケンには気分だけ載せ、悪いムーブのフリーで抜けて
直上し、西村の指示通り動く岩には手を出さずアンカーに届
く。
ルートは明確、唯ピンの入る適度なリスが少なく、カム類も出
番がないが、4Pからは硬くしっかりしたスラブが続き、西村が
快調に飛ばす。
向かいのV字右のパーティーにコールを掛けられるのも快適
で、初めてトップに立った石田に「オーイ頑張れ」のコールも
届く。最終ピッチルンゼから右に抜けて尾崎が上がり、潅木で
確保14:30。
尾崎徹
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