日程 |
2001年8月5日(日)〜7日(火) |
メンバー |
(山岳同人カルパッチョ)羽矢洋、碓井桂子 |
記録 |
(山岳同人カルパッチョ)羽矢洋 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
アメリカ/ヨセミテ/ワシントンコラム/ザ・プラウ
山岳同人カルパッチョ/羽矢洋・碓井桂子
〈山行日〉2001年8月5〜7日
〈記録〉羽矢洋
昨年夏、ゾディアックを登攀した直後から、今度は長いルートだと心に決め、1年間暖め
てきたメスカリートクライミングプランは、わずか1ピッチ登った時点であっさり崩壊。体
調なのかあるいはこの夏が暑過ぎるのか、朝早い時間から日差しにあぶられるメスカリート
の1ピッチ目は、アルミヘッドの連続する単調なクライミングだが、このピッチを終了した
時点で1リットルの水をガブ飲みする状態。日当たり良好なこのルートに自分の体重で荷揚
げ可能な制限重量から決まる水40リットルで船出するには無理と判断してのまったくも
って情けない敗退。トボトボとエルキャプメドーまで下っていく道すがら、やはり精神面で
の充実度が不足してたなと、自己分析。さえない結果となった。
モチベーションが吹っ飛んでしまい腑抜け状態となった僕は、すぐにでもヨセミテを去っ
てディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーへエスケープしたかったが、碓井女史の「グ
レードを下げてでも壁中で寝ましょう。」の強い勧めもあって、ワシントンコラムのザ・プ
ラウへ計画変更。
8月4日
まる1日間何もしない休養日をとった翌日、プラウ取り付きへ全てのギア、ポーターレッ
ジ、水、食料をダブル歩荷で荷上げ(取り付まで、ゆっくり歩いて小一時間と近い。一本上
げてアワニーホテルの快適なソファーで元気を付け、あらためて二本目を上げに行く)。こ
こにきてようやく壁中2泊、12ピッチのクライミングをエンジョイしようという気持ちが
湧いてきた。なお、トポにある取り付きまでの4級は易しく、ホールバッグを背負っていて
もロープを必要としない。
8月5日
トポによると人気ルートのため5月から10月の間は1日は待たされるとあるが、こんな
暑い8月はじめの今日、サウスフェースを1パーティー下ってきているのが確認できる以外
は他にクライマーは見あたらない。サウスフェースを下ってきた米国人の2人パーティーに
ノースドームガリーの下降について訪ねると、「とても簡単」という返事(実は難しかった
んだが)。
1ピッチ目
荷造り、身繕いを済ませ目の前のコーナーをカムの掛け替えで登って行く。一端、左へ大
きく広がる滑り台へ上がり込むとそこに立派なビレーポイント。ここでピッチを切りたくな
るが、荷揚げが大変になることを考慮し、引き続き正規の終了点を目指して急に傾斜が増す
右のクラックへ入っていく。10m以上も上に見えるアングルまで悪いスカーが続き、C1
にグレーディングされているものの意外に手こずる。コンストラクティッドスカーでなく上
側・下側共フレアーしたスカーの連続。だましだましHBのオフセットナッツ、エイリアン
をセットしながら登っていく。それでも股間から見えるランナーの数が増えてくると何とな
く大丈夫という気持ちになってくるから可笑しい。ボンバーに効いたアングルにランナーを
取って一安心。
ホールバッグは壁をズリズリさせながら引き上げることになるが、別段引っかかることも
なく容易。ビレーポインも、例によってASCA(American Safe Climbing Association)
の整備により超安心なビレーステーションとなっている。このピッチ45m。
2ピッチ目
ここからピッチグレードはC2に変わる。
所々現れる残置のアルミヘッドは、ワイヤー部が消耗した切れそうなものだが、我々ほど
軽いクライマーはいないはず。だから切れるはずはない!の信念で高度を稼ぐ。エイリアン、
それもハイブリッドエイリアンが非常に有効。というより、これらがなければCでは登れな
かったと言えるくらいに、その後もほとんどのピッチで活用。なお、とりわけ黒・青のハイ
ブリッドと黄・赤のハイブリッドエイリアンが全ピッチを通じて活躍したという印象を持っ
ている。このピッチ27m。
3ピッチ目
出だしはC1だが、ここのC1は少し怖く感じた。左のクラックへ移って、アンカーレイ
ジ・レッジへ上がり込んで30mのこのピッチを終える。
4ピッチ目
ボンバーに打たれたステンハンガーのボルトが数点続いて左のクラックへ。途中クラック
が途切れる頃1本ボルトへランナーを取って、右のクラックから今度は左がフェースとなっ
たコーナークラックへ。C2とグレーディングされているが、それほどチャレンジングな箇
所もないモデラートなピッチ(このピッチ33m)を終え一日のクライミングを終える。
すぐにポーターレッジをセットし、上がり込む。去年はシングルレッジだったが今年はダ
ブル。仕切の壁布を背もたれにして足を外へ投げ出し座り込むと、これはもう最上級のソフ
ァーに深々と座り込んだ居心地。それにしても暑い1日だった。いざよい月(十六夜月)は
夜中中明るく、ランプは不要(19時35分出、5時20分に没)。深夜2時過ぎに用足し
に目覚めると、なにやら取り付き近くにヘッドランプの明かりが動くのが見える。それは、
次第に遠ざかって行く。こんな夜中に、サウスフェースを下降し、さらに下山する2人のク
ライマーのもののようであった。
アワニーホテル(7:10)、サイクリング道路との分かれ(7:25)、取り付き(8:10)、登攀開
始(9:00)、登攀終了(17:20)
8月6日
5ピッチ目
短いクラックは比較的決まりのいいカム・ナッツを決めて、少し登ったところからがっち
り打たれたボルトラダー。右上がりの概ね直線的なラダーは、一本とばしでランニング用に
1枚ビナ掛けで直接ロープを通していく。終了点手前でエイリアンのスモールサイズとナッ
ツを効かせて終了。このピッチ33m。
6ピッチ目
このピッチもワイヤーの切れそうなアルミヘッドが散見されるピッチ。カムはスモールサ
イズ。相変わらずスカーは上・下ともフレアーした始末の悪い類。こんな時には本当にハイ
ブリッドエイリアンが威力を発揮。使用頻度で言えば、全てのピッチを通して、普通のエイ
リアンの4〜5倍は有効に活用したという印象がある。この6ピッチ目は39m。
7ピッチ目
「おかしなダイヒードラル」と名付けられたピッチ。何が変なのかよく分からないけど、
特別チャレンジングな箇所もなく、あまり残置のないコーナークラックを登って行く普通の
C2ピッチ。このピッチ短く21m。
8ピッチ目
トポによるとスタート直後に振り子が入る記述となっているが、振り子はない。右上の高
い位置に打たれた残置ハーケンにランナーをとり、靴幅程度の外傾バンドをほぼ水平に右ト
ラバースを5m。ここから難しいシンクラックに入っていく。1本目のボルトは遙か上方に
確認できるが、そこまでがチャレンジング。決まりの悪いクラックへマイクロナッツも動員
し、数多くランナーをセットしていく。それでも時々、3番程度のオフセットナッツが効く
ポイントにあたるとホットする。いつもそうだが、ブラスナッツをセットし、軽く体重を載
せた時にほんの数ミリ動いて花崗岩の粒子になじんでくれるのを目で確認できたとき、嬉し
い。こんなクライミングがしばらく続いて、ようやくボルトに到達したときには心底ホット
する。
C2とグレーディングされている分に見合うだけスリルを楽しませてもらった後に、ボン
バーに打たれたボルトやアングルハーケンが、あたかも「よく頑張ったね」と言わんばかり
に現れることがしばしばだが、このようなご褒美が現れるたびに感じることに、もしかして
ASCAには各ルート専属の担当者が居て、常日頃から担当するルートを適切に整備し、グ
レードに応じた状況に管理しているのではないのだろうかということ。つまり、C2のピッ
チならC2なりの、C3ならC3なりの支点の不確かさの継続長をあたかも定規で測ったよ
うに整備し、余分な残置物やそろそろ切れそうなヘッド類の除去、そして致命的な状況に至
らせないために必要ながっちり効いた中間支点類を、壁をデザインするがごとく整備してい
るのではないかとさえ思える。無邪気な子供達から大人にまでも、安全でしかも最高のスリ
ルを提供してきているあのディズニーランドのシステムをビッグウォールにまで持ってき
ているのではないかという勘ぐりを拭えない。たかだかこのプラウとゾディアックしか登っ
ていない僕達だから、おこがましいことを!と叱られるかも知れない。しかし、人気ルート
だからこそ、米国流の安全管理体制が、こんなところにまでも適用されているのでは、と感
じられてならない。
その後、数本のボルトが続いた後、左へのトラバースに移行する。上が開いたフレークの
裏側へエイリアンを詰め込むが、背の低い僕ではその効き具合はよく見えず、上がり込むに
はロープが重い。アイビスフックをもって来てれば楽だったが、CAMP4に置いてきてい
る。なんとかだましだましセットし、左へのトラバースに移行する。その後、右上するかた
ちでタピアーテラスに上がっていき、そして大きく左へ下りながらのトラバースでこのピッ
チを終了。タピアーテラスは段々状のテラスで確かに2人は寝られそうではあるが、きっと
寝心地は良くなさそう(あの夢を食らうバクの名がついているんだけど、もしかしたら、寝
心地が悪く、夢さえ見ることができないからだろうか?)。
なお、上部に来ての左トラバースから右トラバース、そして左では、フォローにとっては
不安全となるため、ビレーポイントから荷揚げロープを垂らし、確保するのがよい。このピ
ッチ24m。時間も早いことから、もう1ピッチ伸ばすことにする。
9ピッチ目
ビレーポイントから左にあるクラックを登っていく。すぐにカム類のセットが難しいクラ
ックになり、そして一端、クラックシステムが浅くなり、左上に伸びる別のクラックへ繋げ
ていくが、かなり悪い。全ピッチ通じて最も難しく感じられた箇所である。下のクラックへ
セットしたカム・ナッツ類で墜落に耐えられるだけのものはずいぶん下方だし、これからフ
リーに移行せざるを得ないというのに目の前に決めた緑・黄色のオフセットエイリアンも浅
いアングルスカーに頼りなくちょこんと座った状態。渾身の力で左側へ体をずり上げて行く。
二〜三手レイバック風に体を引き上げ、ようやくなんとかカムがセットできたときには、一
日の疲れがどっと出てきた。
9ピッチ目の終了点は、他のピッチの終了点と異なり古いボルト1本とコーナーに打たれ
たアングルハーケン3本という支点状況。下に立派なテラスがあるためだろうか、ここには
ポーターレッジを吊るための整備は省略されている。残置ハーケンとカムで補強した支点に
ロープを固定し、下のテラスへ下降する。このピッチ30m。ポーターレッジの組み立ては
テラスに立った状態で可能であり、また、用足しの時も地に足がついて落ち着いてしっかり
できるのが嬉しい。
朝日が差し始める時間(7:10)、登攀開始(7:15)、日が陰る時間(14:35)、9ピッチ目終了
(18:15)
8月7日
10ピッチ目
昨日フィックスしたロープをユマーリングして行き、10ピッチ目の登攀にかかる。今日
の残り3ピッチはフリーでも登れるピッチであり、エイドでもC1グレードと気が楽である。
右上するクラックへ中間サイズのカムをビシビシ決めながらのクライミングは楽しい。す
ぐに傾斜が落ち、岩溝状になる。5.0とグレーディングされたガリーを登って、左のテラ
スに設けられたビレーポイントへ。ここのボルトは荷揚げを考慮し、やけに高いところへ設
置されており、ビナを掛けるためにワンムーブ入れなくてはならない。このピッチ、クライ
ミングの容易さに反して荷揚げが大変。「ホールバッグを食うフレーク」と名付けられたフ
レークに案の定食われたらしいバッグは上がってこず、フォロヤーの助けが必要。その後も
しばしば引っかかり、悲しい。このピッチ51m。
11ピッチ目
一端5.0ガリーへ下り、ガリーどん詰まりの大きなハングを左気味にかわすように登っ
て行く。右手、左手に平行してクラックが上へ延びて行き、どちらにもカムが上手く決まっ
てくれる。傾斜が落ちたところで終了。トポにはビレー点を作るために0.5〜2.0イン
チのカムが必要とあるが、実際にはボルトが2本ボンバーに打たれており、それは不要。こ
のピッチ39m。
12ピッチ目
右上方5mに見えるボルトまで数歩のフリーとエイリアン2発、そして残置ヘッド1発。
ボルトに届けば、実質クライミングはジ・エンド。右に抜け出し、あとは重いロープを引っ
張りながら右に左にバンドを伝わるようにしてワシントンコラムのてっぺんの松の木を目
指す。てっぺんに出て初めてエルキャプからハーフドームに向かって吹く強く涼しい風に当
たることができた。このピッチもホールバッグがたびたび引っかかりズリズリ引きずること
になる。最後のこのピッチはピークまで55m。
上に二人揃って、ハーフドームをバックに記念撮影。ガブガブと水を飲み、ここまで残し
てきたフルーツ缶を仲良く分け合いホット一息。ガチャその他を整理し、下降に移る。
壁中6泊を早々と敗退し、代替えとしてこの壁を登ることができたが、1ピッチ1ピッチ
が楽しく、また、適当に怖くて、来てよかった。登ることを強く促してくれた碓井女史には
本当に感謝いたします。来年はどうしましょうか?
ユマーリング開始(6:50)、10ピッチ目登攀開始(8:00)、登攀終了(14:20)、下降開始(15:30)、
アワニーホテルパーキング(20:30)
【メモ1:ギアについて】
スーパートポに記載されているギアの他に、エイリアンのハイブリッドを黒・青、青・緑
を2個ずつ、緑・黄、黄・赤を1個ずつ持ちましたが、とても有効でした。なお、キャメロ
ットの4.5番についても記載通り持って上がったのですが、1ピッチ目、11ピッチ目と
も必要性は感じなかった。有るから、重いから使ったまでで、後は、ずっと余分なモノとし
てホールバッグの上にぶら下がった重しでしかなかったのです。
【メモ2:ノースドームガリーの下降路について】
一言で言って、とてもストレニュアスだと感じました。ルートファインディングの難しさ
とザレた斜面を重荷で歩く危険さで、エルキャプのイーストレッジの下降の2倍は疲れたと
いう印象が残っています。このオンサイトの下降が、核心でした。
終了点から坊主の頭のようなノースドームに向かってほぼ稜線上通しでしばらく進んで
いきます(ただし、歩き始めは左、つまり、ロイヤルアーチ側の斜面を1〜2分歩き、また、
稜線上に戻る感じです。)。迷わずに行くとして(実は、獣道、迷い道、あるいはロイヤルア
ーチに向かっている踏み跡があって決して決定的な一本道ではないのです。)スタートして
から4〜5分くらいで今度は右斜面側につけられた踏み跡(ノースドームガリー側です)に
進路を取ります。これをほぼ水平にというよりどちらかというとアップダウンしながらも高
度は上げ気味に下降開始点に向かって進んでいきます。時々現れるケルンには助けられます。
ただし、多くの迷い道が右下のガリー方向に向かって降りて行っており、ついつい何度も確
認のために降りて行かされますが、必ず眼下に広がる広大なスラブ帯に降りるためには空中
懸垂となるであろう壁に行く手を阻まれます。ここで、短気を起こして、「ロープを出して
降りちゃえ」となってはいけないと思います。エレベーションを上げたり下げたりしながら、
とにかく歩きやすい踏み跡を(途中何本も左上の稜線上から広いスラブ帯が降りてきていま
すが、横切るには難しすぎるものもあります。こんな時は、必ず上に(左へ)上がって行け
ば巻けます。)いい加減、下降ではなく結構登ったなと思う頃、ノースドームから右側(ノ
ースドームガリー側)に派生する尾根状の地形が確認できるようになります。ここまで来れ
ばひとまず安心です。クライミングの終了点からもし、迷わずに来れたとして、この尾根状
のこのポイントまでは20分位はかかると思います(私たちは、あれこれ確認しながらでし
たから、ここまでに1時間半かかっています)。ここからようやくガリー(と言っても、感
じとしては、とても広いザレた斜面です)側へ降りていくことになります(残念ながら、木
に巻かれた残置シュリンゲ等色物の残置物はないのですが、踏み跡は確かです)。しばらく
は尾根状を呈するこの樹林の中を下っていく感じです。安全圏までに60mロープを1本二
つ折りで懸垂する場面がおそらく5回から6回くらい現れます(荷物が重いからであって、
もし、空荷状態なら最後の1回だけの懸垂で済むことでしょう。また、上の方のどこか1箇
所だけは立ち木にシュリンゲが巻かれていましたが、それ以外は直接立ち木にロープをまわ
しての下降でした。つまり、目印は無く、自分自身の目でロープを出すべきかどうかを判断
することになります。)。それも連続ではなく散発的に悪そうなポイントに来るたびにロープ
を使います。
高度をぐんぐん下げていくと、ガリーというより広いザレ場につけられた踏み跡という感
じの地形に変わり、さらに高度を下げていきます。次第にワシントンコラムの東面も近づい
てきてホッとします。途中、右に立派な流水溝というより綺麗なナメを見ることができます。
最後に大きな棚が行く手を阻みます。右下には一見クライムダウンできそうなスラブが続い
ていますが、ホールバッグを背負っていては恐ろしそう。立ち木を利用し、最後の懸垂(空
中懸垂となります)でようやくノースドームガリーの下降が終わることになります(50m
ロープ1本二つ折りでは、もしかしたら空中で終わることになるか、ならないかの境目だと
記憶しています。)。あとは、ワシントンコラム側に続く樹林帯にトラバースして入っていけ
ば安全圏です。
樹林に入ってからプラウスタート点のデポ地点までは20分くらいです。
【メモ3:水について】
ゴーアップ時には21リットルの水を持ちました。アワニーホテルの駐車場に戻って来る
までになんと20リットル消費しました。感じられたことは、プラウの面(東南東面)は風
がなく、非常に暑いということです。風は先にも述べたように日中はエルキャプからハーフ
ドームに向かって強く吹きます。そのため、東面に位置するプラウは風がなく、朝早くから
差す日差しに照らされ、また早い時間から日陰になるにもかかわらず壁からの放射熱が強い
ため、水を多く必要としました。昨年のゾディアックはゴーアップし壁中3泊、抜けて1泊
の後の下山までに17リットルで十分だったのですが、今回は2泊であるにもかかわらず下
山までに20リットルの水を消費しました。
【メモ4:フレズノ空港からの往路、復路の情報】
フレズノ空港からの往路、復路の情報等について若干詳しく記述してみます。
まず、飛行機便の予約としては、初めてCAMP4入りされる方は、日暮れ前までにCA
MP4に入り、翌日のキャンプ地ゲットのためにもなんとか日本人を見つけだし、そのサイ
トの片隅にイレギュラーながらテントを張るための算段をするのがよいでしょう。そのため
には、フレズノ空港へ昼過ぎくらいには到着していたいものです。
以下に、フレズノ空港〜CAMP4間の私たちの所要時間、主だったポイントの距離(マ
イル)を記します。
・往路
フレズノ空港出発(15:15)、ヨセミテバレーCAMP4着(18:20;尚、途中、スーパ
ーで小一時間買い物)
・復路
ヨセミテCAMP4出発(5:10)、フレズノ空港着(8:00。途中、マクドナルドで朝食)、
なお、余談ですが、早朝のため公園入場門には係員は不在で、公園を退場する際にも請
求される(1週間を越えているため)公園使用料は、支払わず退場しました。
・フレズノ空港からCAMP4まで41号線で102mile
・フレズノ空港から小さな町Oak Hurstまで54mile(大型スーパー「VONS」がある。)
・CAMP4から41号線に向かって最初のガソリンスタンドまで28mile
・CAMP4から41号線側ヨセミテ公園入場ゲートまで32mile
・買い出しはヨセミテビレッジで全てが揃いますが、上記の大型スーパー「VONS」では
より多彩な品物が購入可能です。特に、ヨセミテ内では1.5リットルペットボトル容器の
水は入手できないため(1リットルかガロンパックになります)、是非とも、ここのスーパ
ーで買い求めておくのがいいとおもいます。ただし、2リットル容器はないのです。
また、缶詰の種類も豊富です。若干大きいのですが、Cambell'sの缶詰がとびきり美味し
く感じられました。きっと子供でも喜んで食べてくれそうです。以下はその中でもお薦めの
ものです。
・Cambell'sのCHUNKY Baked Potato with Steak & Cheese
・Cambell'sのSELECT Chicken & Pasta with Roasted Garlic
以 上
★ エリア別山行記録へ戻る ★ INDEXへ戻る