日程 |
2001年8月14日(火) |
メンバー |
(SCM)横山、TUさん |
記録 |
(SCM)横山 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
みなさん、こんにちは。 横山です。
14日剣チンネ左稜線を登ってきました。
2年ぶりの本ちゃん、乾いた岩を触るのも3ヶ月ぶりという
相変わらずのビギナーですが充実したクライミングが楽しめました。
雪渓の状態ですが2年前の同時期に比べると長次郎谷の残雪は多い様に
感じました。シュルンドは一箇所幅30センチくらい横に一本切れている
だけです。
右俣は池ノ谷乗越まで一部雪がない所がありますが通過には支障はありません。
平蔵谷も上部まで繋がっているようです。ただし落石の跡多し。
三ノ窓から左稜線取付きまでの雪渓も問題なし。
熊の岩でお会いしたJECC&立川山岳会の竹田さん、ARIの吉田さん
or吉川さん?どうもお疲れ様でした。
また山でお会いしましたらよろしくです。
剣 チンネ左稜線
2001年8月14日 晴れ
メンバー 横山、TUさん(SCM)
タイム 熊の岩4:25〜池ノ谷乗越5:15〜三ノ窓5:52
左稜線取付き6:20 登攀開始8:20 T5 12:00渋滞
T5登攀開始13:00〜終了点15:28 45〜熊の岩17:10
アクシデント続きで入山してから二日目の13日やっと熊の岩に到着。
Dフェースの真向かいに天張り、花と線香、酒を手向けて2年前に亡くなった
岳友の3回忌を慰霊する。夜満天の星が降り注ぎ明日の天気を約束してくれる。
薄明の中出発、池ノ谷乗越から三ノ窓まで初めての自分でも迷う事なく到着。
三ノ窓から取付きを見ればもう左稜線を登っているパーテイが見える。
取付きで6〜7Pの順番待ち状態。
リーダーはビバーク覚悟なんて言っているが時間もまだ早いので自分は全然
心配しなかった。気合で前進あるのみ。
準備をしている時リーダーがザイルを忘れたとおっしゃる、30年も岩を
やっている人でもこんなミスをするんですね。
仕方なく9mm1本で行くことにし、リードもやらせて貰う、ありがたい。
2時間待ちの8:20登攀開始。日本の岩場の2ピッチ目が実際の1ピッチ目に
当たるようで、凹角の中が濡れていて順番待ちで固まった体にはちょっと
嫌らしかったが(4級)そこを過ぎれば後は岩も硬く快適なフェースクライミング
が続く。4ピッチ目はピナクル上部まで50mでザイルぎりぎり。
最初のうちは今何ピッチ目なんて確認して登っていたが兎に角ルートが長いので
次々に現れるピッチのルートを読み、登ることに専念する。
T5手前まで休みなく登り、核心のT5で渋滞、やっと休める。
アブミを出して登っている人、山靴で登って苦労している人と色々だ。
2パーティ前のインドア11台オンサイトしている方の登りに注目。
さすがにスムーズに登っているが核心の小ハング、やはりA0。
ザックも重たいし、ルートも後半で疲れてきているのでやはり無理かなー。
空身だったらフリーで行けるかもなんて考えながら自分もA0で突破した。
ハング上のクラック、リッジは中々緊張感があり楽しい所だ。
核心が終われば後はナイフリッジやピナクルが続く、自分ではここが支点も
少なくランナウトが続くので結構嫌らしく感じた。
登攀開始から7時間やっとチンネの頭に到着。確保場所が狭いリッジ上での
3ピッチを除いて全てリード出来たので充実感、満足感も大きかった。
チンネ左稜線は本当に楽しく高度感もあり体力勝負のクラッシックルートだった。
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