Petits Charmoz(Les, Traverse)
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日程 |
2001年2001年8月2日(木) |
メンバー |
(ARIアルパインクラブ)原、石崎、前田、雨宮、豊山 |
記録 |
(ARIアルパインクラブ)豊山 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
ルート4)Petits Charmoz(Les, Traverse)
日程)8月2日(木)
メンバー)原、石崎、前田P
雨宮、豊山P
Midiの中間駅からGlacierを3つほどトラバースした場所にPetits Charmozはそびえて
いる。確かに隣にそびえるGrands Charmozの元ではこの名前がふさわしいなんて思い
ながら。。取り付きの雪稜をアイゼンをつけ登る。
1P 豊山
お助けシュリンゲならぬお助けあぶみがついている。ザックが重いと悲鳴をあげなが
らついついこのあぶみを使ってしまった。ここを越えるとさらにチムニーが続く、こ
こにもお助けシュリンゲがある。しかし体を外に出さなければザックが詰まる。外に
体をだしてのっこす。ここを越えて1Pめ終了。前のフランス人Pヌンチャクの回収を
頼まれる。雨宮さんにお願いする。
2P 雨宮
少しハングってる岩を越えるここでカムを1個ひっかける。その上に残置が1本ある。
これを越えて、初めの核心を越えトラバースする。
3P コンテ
稜線にでる。少しルートをみつけるためにうろうろする。
しかし、前のフランス人のルートで正解らしい。稜線の左4mから取り付く。
4P 豊山
稜線に突然出る。下きれ落ちており、足元にはMer Du Glace。Mer Du Glaceの縞々
模様。昔のPattersonのゼミを思い出す(^^)。
前面にはAiguille Verteが立ちはだかる。なんだか幸せを感じるなぁ。しかし、天候
の悪化を知らせる強くなる西風と雲の流れが気になる。先を急ぐ。
5P 雨宮
核心のピッチカムを2本決めその後つるつるの一枚岩を登る。抜けきったところで
カムを一個。コルでピッチをきる。
6P 豊山
カムを2箇所お守りにとるPetits Charmoz(Les, Traverse)の頂上。ここでザイルワー
クが悪くなったので、ピッチをきる。初めのカムはザイルワークが悪くなるのででき
るだけ上でとるべきだった。
7P 雨宮
トラバース。
8P 豊山
少し登って下降。
9P 雨宮
最後のピッチを抜かしてしまい、上り返す。
10P 豊山
最後のつるつるフェースを雨宮さんに進められ、登るがたじろぐ。。。エスケープを
使うかといったところで、雨が降り出し下降開始。
コンテで上り返した部分を下降。
浮石の多い下降。頭大の浮石を落とす。下に誰もいなかったことが幸いだった。終わ
りが非常にわるい結果だった。
Bucheのコルの少し下から雪渓に降りる。
最後は左側のリッジに移り、鉄梯子に沿って下降。氷河に降りる。
Midiの中間駅は近くに見えて遠い。丘が何個あることか、昼間から聞こえていた氷河
上の落石がいやらしい。できるだけはや足で帰る。
総括)ヨーロッパで登攀を楽しむためには、カムの利用、雪稜の対処、浮石やら、
ルートファインディング、天候を見る目と登攀スピードと総合力の必要性をひしひし
と感じた。今後登るのであれば、もっと総合力を高めて登攀を実行したいものであ
る。
8月3日(金)は天候が悪かったのと休養日であったのとで、ガイアンの岩場を見に
行った。見に行ったとたん登りたくなる。日本人の3人Pが練習している。あーザイル
持ってくればよかった。ボルダ‐をしているとアメリカ人らしき4人組とイチローが
上りあいっこしている。広い開けた空間でのゲレンデは開放感があり楽しい。1週間
登り続けるのも楽しい。今度はもう少し長く行きたいものです。
今度はもっと明確な目標を立てて挑戦したいと思っています。
今回不足している力を徐々につけていくつもりです。
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