日程 |
2001年7月21日(土)〜22日(日) |
メンバー |
(白鳳会)杉、他2名 |
記録 |
(白鳳会)杉 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
こんばんは。
3連休の穂高は賑わったようですね。
小生たちは、マイナーなクラシックのコブ尾根を登ってきました。
だれもいない、静かな岩登りを、ビブラムソールで楽しみました。
杉@白鳳会
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2001年7月21日〜22日 穂高岳・コブ尾根
1概要
3連休の穂高も、コブ尾根は我々のパーテイーだけで静かだった。
肉体的にはハードな一日、満足感一杯の本ちゃんクライミングだった。
2記録
<日時>7月21日〜22日
<メンバー> Sさん(37歳)、Tさん(35歳)、杉(白鳳会48歳)
<山域>北アルプス 穂高岳 <天候>両日とも晴れ時々霧
<時間>
21日 9時30分韮崎出発 11時沢渡駐車場 13時15分上高地
15時30分岳沢 テント泊
22日 3時起床 4時15分出発 5時15分滝状ガリー取り付き
7時マイナーピーク 9時30分コブの頭 11時20分登攀終了
12時20分天狗のコル 13時45分岳沢 16時上高地
16時45分沢渡温泉 19時韮崎戻り
3詳細
大混雑の上高地を出発、暑さと久々の重荷で岳沢までの2時間
かかってしまった。小屋で飲む生ビールが美味い。
この晩はウイスキーとワインで酔ってぐっすり眠る。
翌日は3時起床、4時15分ヘッデンを付けて出発。
今日のコンセプトは長大なコブ尾根をビブラム登山靴で登ることだ。
アイゼンとバイルで急な雪渓を登り深いシュルントが開いているガリー
に取り付く。Sさんリードで最初だけロープを出す。
軽快なガリーを上がりハイ松の岩稜を行くとマイナーピークである。
ここからの眺めはすばらしい。見上げればコブの頭の岩峰がそそりたち
登攀意欲が高まる。コブの基部から正面のピークを目指してノーザイル
で登って行き、斜めにクラックのあるフェースの下に出る。
左を巻いて上がる容易なルートもあるらしいが、今日は
このフェース/クラックに兆戦だ。残置ハーケンもありルートも明瞭である。
杉リードで行くがビブラムソールには出だしから核心だ。クラックに左足、
右足は1cmほどのスタンスにつま先に立ちこみ、腕力で乗りきる。
この後7m上がって右手へのトラバースの1手が次の核心だった。
いったんピッチを切り、上の岩棚を右に回りこみ、再び杉リードで頭への壁を上が
る。2本残置もあるが、核心のかぶった岩はキャメロットのA0で乗り越える。
本ちゃんは、なんでもありなのだ。
コブの頭からの懸垂は50mロープを2本使った。(結果的には25mくらい)
ここから先、ロープは出さずに岩稜を上がり、いくつかのピークを超えて登攀終了。
小屋の生ビールを目指して、天狗のコルを駆け下りた。ジョッキ1杯の生ビールが
なんと美味いことか・・・。乾杯シーンもカメラに撮る。
ラッキーなことに上高地は思ったよりも空いていて、すぐタクシーに乗れた。
途中、沢渡温泉で汗を流し、高速を飛ばして上高地から3時間で帰宅できた。
4感想
8月は海外に行くことにしたので革の登山靴を新調した。今回はこの靴の慣らしと
ビブラムソールで4級程度を登るトレーニングを兼ねていた。
最初はちょっと恐かったが、やっぱり穂高のクラシックルートはビブラム底
がふさわしい。
以上
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