富士山/吉田口(サミットフォール偵察+スキー滑降)
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日程 |
2001年5月29日(火) |
メンバー |
(ARIアルパインクラブ )有持真人、藤川勝人 |
記録 |
(ARIアルパインクラブ )有持真人 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
有持です。
今日は、富士山/吉田口から登ってFREE TREKの滑り納めに行って来ま
したので報告します。
<日程> 2001年5月29日(火)
<場所> 富士山/吉田口〜山頂よりFREE TREKで滑降
<メンバー> ARIアルパインクラブ/有持真人、藤川勝人
<装備> ロシニヨール/FREE TREK、コフラック/バーチカル(プラブーツ)
<行動> 所要時間/5時間50分
駐車場(05:20)〜富士山山頂(08:50/09:45)〜2500m(10:15/10:25)〜駐車場(11:10)
<記録>
天気予報では、寒気が流入しているために、今日は各地で雷雨が予想されている。
昨夜の高層天気図を見ても朝鮮半島に寒気があり、今日、南下してくる気配だ。速
攻で登って、速攻で下山しなければ、確実に雷雨に遭遇するので、今日も体力勝負
となる。
2週間前に、サミットフォール(氷瀑)が氷結し始めているという情報と写真を入手し
たが、まだ登れる状態ではなかったため、もう少し期間をおいてみようと言うことにな
り、今日、サミットフォールに向かう事になった。
アイスの登攀用具一式にFREE TREKを担ぎ、05:20に駐車場を出発。スバル
ラインのゲートは03:00に開いていたが、寝過ごしてしまい出発が遅れる。
登山道は、8合より少し上まで雪はない。山頂直下は雪原になっているが、今日は
アイゼンの必要は感じなかった。
吉田大沢側は風が吹いており、大雪渓はクラストしている。上部は更に堅くなり、
アイゼンなしでの歩行は不可能である。
途中で休憩を2分とり、山頂には08:50に到着。所要3時間30分。3時間以内を
目指したが、クライミングギアが重くてスピードが上がらなかった。まだ要修行だ。
早速、サミットフォールを目指すが・・・・・・。氷結していない・・・・・。(T_T) せっかく
重いクライミングギアを担いだのに・・・・。と言っても、氷がないのならしょうがない。
日当たりの良い位置にあるため、崩壊してしまったようだ。下部が少し残っていた
だけであった。サミットフォールの残骸を見ながら大休止をし、お楽しみのFREE
TREK滑降に移る。
吉田大沢は、完全にクラストしているため吉田大沢の滑降は中止し、登山道の
右側に広がっている大雪渓を滑降する事にした。
山頂の鳥居から登山道を少し滑り、大雪渓に飛び出す。寒気の影響で積雲が発
達して雲がかかっており、視界がかなり悪い。雪質は状態の良いザラメで、凸凹も
少ないので滑りやすい。
途中で雪渓が切れ10m程歩いたが、すぐに次ぎの雪渓がでてきた。結局2500m
付近まで滑降する事ができ、標高差、約1200mの大滑降を楽しむ事ができた。
撮影をしながら滑降したが、所要時間は約30分。
ガレをトラバースして登山道に戻り、駐車場まで延々と歩いていく。11:10に到着。
このころには、すぐ近くまで雷雲が迫ってきており、雷が鳴り稲妻が走っている。
あと30分下山が遅れていれば、雷雲に囲まれてしまっていただろう。下界に降りる
頃には、土砂降りの雨であった。
今日は、今シーズン2回目の挑戦であったサミットフォールが氷結しておらず、残
念であったが、FREE TREKの滑り納めが快適であったので良しとしよう。
<ps>
来シーズンのスキーカタログに新型のFREE TREKが掲載されていた。長くなり
ツインチップとなっていて、形状は通常のファンスキーと変わらなかった。来年は新
型であちこちと出かけようと思っている。
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