日程 |
2001年5月19日(土) |
メンバー |
(FYK)北川博英、蜂谷一彦 |
記録 |
(FYK)蜂谷一彦 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
蜂谷一彦@福岡(FYK)と申します。
5/19(土)は、会の先輩と一緒に、比叡山の岩を3本、
登ってきました。
<場所> 宮崎/比叡山1峰/3KNスラブ、
同 /第1スラブスーパー、
同 /ニードル左岩稜
<日程> 2001年5月19日(土)
<メンバー> (FYK)北川博英、蜂谷一彦
5/18(金)
19時過ぎに北川先輩と待ち合わせ。夕食を挟んで、比叡山に
着いたのが深夜0時頃だったか。下の駐車場にて幕を張る。
満点の星空、明日は快晴だ。お酒を飲んでテキトーに寝た。
5/19(土)
6時起床。まずはウォーミング・アップということで、易しい
ルートを登ることにする。
<<一本目:比叡山1峰南面/3KNルート IV+、185m>>
7時半頃、登攀開始。
1P目=僕リード (IV+、30m、スラブ) TAカンテの1P目と
同じ。
2P目=北川先輩リード (III、35m、バンド) TAカンテの2P
目終了点の手前10mのところまで。
3P目=僕リード (IV、30m、スラブ) ここからTAカンテと別
れて、頭上のスラブを左寄りに進んでいく。
4P目=北川先輩リード (IV+、45m、スラブ)
5P目=僕リード (IV、45m、スラブ)
特に難しい箇所もなく、グイグイ登れてしまう。9時頃、あっけ
なく終了。登山道を駆け下って、一度駐車場まで戻る。
続いて「1スラ」に行くことで話がまとまる。
<<二本目:1峰南面/第1スラブルート・スーパー VI−、300m>>
9時40分頃、登攀開始。駐車場から僅か1〜2分で取り付ける。
1P目=僕リード (IV、45m、スラブ) 簡単なスラブを登って左側
の樹林帯へあがる。2P目の手前で区切ってしまったので、北川先輩
にそこまで進んでもらう。
2P目=僕リード (IV+、45m、スラブ)
3P目=北川先輩リード (IV−、30m、スラブ)
4P目=北川先輩リード (VI−、20m、カンテ) 「日本の岩場」で
は「VI−」と記されているが、そんなに難しくはない。(=誤植かも
知れない。IV−の誤りか???)
5P目=僕リード (IV+、35m、スラブ) このピッチが、僕は一番
怖かった。水平バンドに乗り移るところが、とても悪く感じた。
6P目=北川先輩リード (IV+、25m、スラブ)
7P目=僕リード (IV、25m、スラブ)
8P目=北川先輩リード (V、40m、フェース))
9P目=僕リード (IV−、35m、スラブ)))
終了点到着が12時半頃。駐車場に戻ったのが13時過ぎ頃だった
か。ジリジリと照りつける日射で、少しバテてきた。とにかく暑くて
かなわん。御手洗いの水を頭からかぶる。木陰で昼食をとって、少し
休んだのち、14時頃行動再開。
最後はニードル左岩稜を完登して締めくくろうということになる。
<<三本目:1峰/ニードル左岩稜ルート VI、190m>>
千畳敷から踏み跡を辿っていくと、5人のクライマーが降りてきた。
その中の一人は、以前、庵や伯耆大山でお会いしたことがあるK林
さんという女性の方で、先方も僕のことを覚えてくれていた。
お話を伺うと、TAカンテを登って降りてきたところだという。
熊本の「シェルパ」というお店のお仲間と一緒に、翌日は根子岳の
バリエーション・ルートを登りに行くとのことだった。
14時30分頃、登攀開始。
1P目=北川先輩リード (IV、25m、階段状)
2P目=僕リード (VI−、40m、フレーク〜凹角〜階段状)
このピッチは3回目だが、いつもながら手厳しい。ハンドトラバー
スの際、左足の置き場として小ポケットを使うところがコツである。
3P目=北川先輩リード (V、45m、カンテ〜スラブのクラック)
北川先輩が意外と苦戦されていたが、なんとか無事に切り抜けて、
ニードルの頭に立つ。ここから、裏側のコルへ15mの懸垂下降。
4P目=僕リード(VI、40m、草付きバンド〜クラック)
ここから先は、僕はまだ登ったことがなかったが、このピッチは難
しくて、とにかく怖かった。
出だしからホールドが乏しく、いきなりA0で草付きバンドへ這い
上がり、トラバースしてクラックへ取り付く。
プロテクションが悪く、抜けそうなリングボルトと浅打ちハーケン
は信用できない。キャメロットやナッツをセットして、しっかり効い
てはいるものの、思い切って突っ込むことが出来なかった。
行きつ戻りつしながら、時間だけがどんどん過ぎてゆく。
情けないが、ナッツにシュリンゲを掛けて、それに足を載せて前進
した。
5P目=僕リード(V+、40m、階段状フェース)
途中、立木のビレー点のあるところから、右側の方へ踏み跡らしき
が続いていたので、そちらの方へ入り込んでしまい、正規ルートを
外れてしまった。1スラの終了点に出て、18時50分頃、登攀終了。
19時25分、駐車場着。なんとか明るい内に駐車場に戻ってこれ
たのが幸いだったが、長時間の行動でヘトヘトになった。
20時30頃、延岡市内の、R218沿いにある「五ヶ瀬の湯」という
スーパー銭湯に入った。ロッカーとドライヤーは無料、リンス・イン・
シャンプーとボディーソープも完備で\300は安い。
翌日は大分県の八面山にて、会の山行でFree-climbingが予定されて
いたので、そちらに向かった。現地でテントを張ったのが24時過ぎ。
クタクタに疲れた長い一日だった。お酒を飲みながら、いつの間にか
寝ていた。
北川先輩、どうもお疲れさまでした。ありがとうございました。
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