＜山　行　記　録＞

有持です。

　土曜日は、鹿島槍ヶ岳／北壁〜北股沢／右俣滑降の予定でしたが、午後から
天気が悪くなると言うことで、北壁は中止にして、谷川岳／西黒沢を滑りに行って
来ました。

＜日程＞　　　　２００１年４月１４日（土）
＜場所＞　　　　谷川岳／西黒沢
＜メンバー＞　ＡＲＩアルパインクラブ／有持真人、藤川勝人
＜行動＞　　　
　天神平(06:40)〜谷川岳(07:50/08:40)〜駐車場(09:10)

＜記録＞

　前から何度も計画していた鹿島槍ヶ岳／北壁だが、毎回のように条件が悪くて延期
になり、また今回も中止になってしまった。

　しかたないので、ある程度傾斜があって楽しめる谷川岳／西黒沢に急遽変更して、
関越道に向かう。今回はＦＲＥＥ　ＴＲＥＫの滑降だけだ。

　ループウェイが６時からと言うことなので、立体駐車場の中で３時間ほど仮眠をし、
谷川岳へと向かう。天気は快晴、風もほとんどなく、山スキー日よりだ。

　０６：４０に天神平スキー場を出発。雪もある程度しまっていて歩きやすい。１時間
１０分で谷川岳に到着。さすがに天神尾根からだと早い。

　ゆっくりと朝食を食べて、０８：４０に滑降開始。出だしの大雪面は、朝が早いことも
あり、クラスト気味だ。天神尾根を多くのパーティが登ってくるのを尻目に快適に滑
降していく。

　さて、核心部の急斜面がでてきた。登りに天神尾根から見たところ、所々にクレバ
スが入っていたが、何とか滑れそうだったので、思い切って突っ込んでいく。

　傾斜は５０度はある。雪が緩く雪崩れる恐れがあったので、藤川を待たせて置い
て、雪で隠れたクレバスらしいものを避けながら滑降ルートを選択して滑っていく。

　傾斜はかなり急だが、雪質がザラメの柔らかい状態なので滑降はしやすい。し
かし、傾斜が急で雪崩れそうなので一気に通過する。

　核心の下部は、開いたクレバスを右に避けながら滑降し、デブリ帯に入って行く。

　デブリも雪が柔らかいので何とか滑ることができた。後は、緩斜面を滑り、天神
平スキー場の下山コースと合流して滑降終了。約３０分だった。

　まだ、午前９時過ぎと言うこともあり、このまま帰るのはもったいないので、ロー
プウェイで天神平まで再度登り、スキー場で夕方まで遊ぶことにする。

　このスキー場ははじめてだったので、コースを一通り滑り、その後はコース外の
樹林帯の深雪を片っ端から荒らしていく。コースを滑るよりこっちの方がよっぽど
楽しい。

　一通り滑って、今度はボーダーが遊んでいるエアトリック用のジャンプ台で遊ぶ
事にする。かなり大きいジャンプ台で、チョット怖い。ＦＲＥＥ　ＴＲＥＫは、板の後ろ
が短いために、どうしても着地の時に後ろにバランスを崩してしまう。

　今度でる新型は、後ろが長くなって丸くなるために、バック滑降もできるらしいの
で、来年はまた購入するつもりだ。

　休みなしで滑っているとさすがに疲れて来たので、２時過ぎに早めに切り上げて
、最後にロープウェイ下の樹林帯の急斜面を滑って下山した。

　天神平スキー場は、山スキーの深雪滑降のトレーニングをするには最適な場所
です。緩い傾斜から５０度ぐらいの急傾斜まで各種揃っているので、十分にトレー
ニングする事ができるでしょう。

　ロープウェイの往復券「１９００円」とリフト１日券「４０００円」をあわせて購
入すればロープウェイも乗り放題なので、天神平から樹林帯を滑降してロープウェイ
乗り場まで滑り、また違うルートを滑降可能なので、何本も深雪帯を楽しむ事ができ
ます。

　ただし、コース外なので、自己責任で滑降するのは言うまでもありません。

　来週は、立山から室堂まで開通するので、剣岳山頂から滑りに行ってきます。

　ではでは。