不帰2峰/阪大ルート

日程
2001年4月8日(日)
メンバー
(峠の仲間)久野、(春日井山岳会)加藤
記録
(春日井山岳会)加藤
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


不帰2峰阪大ルート  (峠の仲間・久野)(春日井山岳会・加藤)

 八方最終ゴンドラで上へ上がり、スキーを引いて八方池の上まで行き幕営、夜発ち
のつもりがおもいっきり寝過ごす。
3;30発上のケルンまで板を上げ、(兼用靴のアウターも)デポして日の出で唐松
のコル着。ザイルを繋ぐ。
 源頭の沢の下降は雪質良好。
Aルンゼにはボーダーのシュプールがあった。
 ここから全てコンテで行く。6;30
 久野先行、早くから日の当たり始めた2峰の壁は既に緩んでおり、取り付きルンゼ
内でひどく潜った一度は為引き返そうかと話し合う。
 しかし右下部のリッジを辿り、雪崩溝になっている漏斗状ルンゼをトラバース、阪
大ルートの左側壁側に入って雪が落ちついたため、上まで抜けることにする。ここま
で久野。
 加藤のピッチで上部岩壁に何本も開いたクレバスに突き当たり、下の久野が大きく
左へ廻り込んで抜け、再び交代。
 最後の詰めの斜度が急で腐れ雪には閉口したが、イヤ閉口でなく歌っていたが・・
やけくそで歌いつつ雪を掻いているうちに稜線へ抜けた。10;30
 
 2時間、このルートなら雪質次第では1時間で抜けるのも可能かと思われる。
寝坊したのは大失敗でした(何時もですが・・・)
 本当は夜間行動でこの2峰阪大を抜け、3峰Cリッジへの継続が予定でした。
「気温は高いし、3峰はきのこ雪だらけ。どっちにしろ無理だったかな?」
 帰路対面する2峰のルンゼには次々と雪崩が落ちており、二人で顔を見合わせる。
午後は近付けない場所ですね。
> 帰路は、上では雷鳥達と、下では日帰り登山者やスキーヤー達と(?)すれ違いつ
つ板をつけたら快調に下る。
雪は上部は最高、八方池の辺りからはズブズブの腐れ雪。
 珍しくのんびりゆっくりのリゾートクライム?(私達にとっては)
天場でお茶を入れ快晴無風の下で日向ぼっこしてから全装備を担いで再び出発。
 まだ山スキー歴の浅い久野にとっては、登攀よりこの滑降の方が今回の核心部だっ
た!?らしく、
八方尾根のゲレンデを転げまわって、下の駅に着いた時は濡れ鼠となっていた。15;30
 ご苦労様でした。

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