日程 |
2001年2月10日(土)〜12日(月) |
メンバー |
(はりま山岳会)竹谷大介、山岡人志、(塩飽山の会)川井秀哉、(ベルグ松濤会)藤田正晴、(神戸山岳会)今井渉 |
記録 |
(はりま山岳会)山岡人志 |
写真 |
★ 写真(1) ★ 写真(2) ★ 写真(3) ★ 象の鼻 |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
山岡@はりま山岳会(兵庫県)です。
3連休は天気にも恵まれ予定通り戸台の七条の滝沢でアイスクライ
ミングを楽しんできました。以下、その報告と氷の状況です。小
さな滝の下部は雪で埋もれているところが多かったです。
三浦さん@ぶなの会、情報どうもありがとうございました。我々
の時はだいぶん条件が良かったようです。
<<氷とアプローチの状況>>
アプローチ:戸台の駐車場は、雪のため車を駐車するスペースが多
くない。4-5台程度。帰りに林道の最初の登り坂をあがるのに氷の
ために苦労する。駐車場から丹渓山荘までは約3時間。連休はトレ
ースがあった。丹渓山荘から舞姫の滝まではトレースがあり20分。
ここから先は自分たちでトレースをつけた。丹渓山荘から七条の滝
沢取り付きまで約2時間。トレースがあれば約1時間。
七条の滝沢:すべての滝が登攀可能。ただし、4ピッチ目と5ピッ
チ目のラインはガイドブックとは違う。4ピッチ目
は上部で右 (V+) 。5ピッチ目は右側から(IV)。
象の鼻 :つながってなかった。また、来年かな。
舞姫の滝 :いくつものパーティが登っていた。
鶴姫の滝 :ここも登っているパーティがいた。
<<七条の滝沢の記録>>
<日程> 2001年2月10日(土)-12日(月)
<ルート> 南アルプス/戸台川七条の滝沢
<メンバー> 竹谷大介・山岡人志/はりま山岳会、
川井秀哉/塩飽山の会、
藤田正晴/ベルグ松濤会、今井渉/神戸山岳会
<グレード> V級/5ピッチ
<所要時間> 6-7 時間
<記録> 山岡人志
<概要>
2/10(土):朝3時半頃、戸台の駐車場に到着。5時間ほど仮眠。
ここから3時間ほどで丹渓山荘着。トレースはしっかりとあった。
丹渓山荘にテントを張り、七条の滝沢までのトレースつけと付近の
滝の偵察。丹渓山荘から舞姫の滝まではしっかりとしたトレースが
あり約20分で着く。ここから先はトレースなし。結局、丹渓山荘か
ら七条の滝沢のF1まで約2時間。象の鼻がつながっていれば登りた
いと思っていたが、まだつながってなかった。
2/11(日):朝6時ヘッドランプをつけて出発。昨日のトレース
をたどり、約1時間でF1着。5人パーティを、竹谷・藤田と残り3人
のふたパーティに分け7時過ぎにクライミング開始。F1 はIV級で簡
単。そのうえをラッセルしながらF2取り付きへ。下部は雪に埋まっ
ていて、そのまま確保なしで各自がIII級程度の滝を登ってF3取り付
きへ。F3の取り付きから見上げる上部の氷瀑はりっぱであった。ガ
イドブックだとF4の上部はハング下を左に抜けるとあるが、今は、
つららが垂れ下がっていて不可能。右上に抜けるルートしかとれな
かった。F3 (III+, 20 m) を登ったところでピッチを切る。先行パー
ティは竹谷リードでF4を登る。落氷でビレーしていた藤田が目の上
を切る。竹谷は、上部で大きな氷ごと5 mほどフォール。めげずに、
登り直し、1時間40分ほどで終了。あとで、フォローしたが、もろ
くて氷の質が悪く感じた。V+ (40 m) はあったと思う。2番目のパ
ーティでリードした川井はフォールもなく登り切る。5ピッチ目は
ガイドブックではV+とあっったが、ルートを右にとったたためIV
級 (20 m)くらいしかなかった。先行パーティは6時間、後続は7時
間で終了。問題は下降であったが、左岸の尾根を越え、沢筋を下る
ことができて、30分ほどで取り付きの下まで下降できた。ただし、
この沢筋は積雪の状態によっては雪崩の危険性が高いと思われる。
F1の上からの懸垂下降はできるが、終了点からの懸垂下降は支点を
作るかアイスピトンを残置しない限り不可能。
2/12(月):丹渓山荘から2時間ほどで駐車場まで帰着。桜の湯
に入って、渋滞につかまる前に帰り着くことができた(尚、桜の湯
は、朝は10時から)。
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