仙丈岳/三峰川/岳沢

日程
2001年1月4日(木)〜1月8日(月)
メンバー
(ARIアルパインクラブ)小林竜夫、(YCC)森山憲一
記録
(遠峰山岳会)稲葉
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


南アルプス・岳沢の報告です(小林記)。

<日程>   2001年 1月4日(木)〜1月8日(月)
<メンバー> 森山憲一(YCC)・小林竜夫(ARI)
<ルート>  南アルプス・岳沢

<概要>   完登(詰めの小滝は濡れにより回避)

<詳細>
1月4日(木)
19:00 東京発
24:00 丸山谷着(1040m地点・橋)。就寝。

1月5日(金) 快晴
7:00  出発。先行者の車、およびトレース無し。
       丸山谷南沢を詰め、2113mピーク南のコル通過。
         ラッセル。膝下〜膝
       岳沢入谷
         ラッセル。膝上〜腰
16:00 F1ゴルジュ手前。
      大岩下部にハーケンを打ち、ツエルト泊。

1月6日(土)快晴
7:00  登坂開始。F1から各滝凍結充分の模様。
       F3手前より積雪深し。ラッセル、時折胸〜首まで。
       時間を費やし、F8ソーメン流しの滝(110m)の
       下部1ピッチ目を50mいっぱい小林がリードしている
       最中に夕方になってしまった。
18:00 ツエルト泊。
       1ピッチ目終了点(通常は2ピッチ目終了点か?)
          岩かげに寝た。ハーケンが3〜4本連打されていた
       ので、ツエルト張りやすい。2人が横になれる
       スペースなし。腰を掛け、足は中空に投げ出した。 

1月7日(日)快晴。昼から高層雲。15時から小雪。
7:00  登坂開始。
       ソーメン流しの2ピッチ目上部垂直部を、
       森山軽快なリードで越える。
       ランニングにアイススクリューは3本。
       上部連瀑帯も、F9までは快適な結氷状態。
       小滝にさしかかる頃から気温が上昇。
       滝は遠くから音がするほど濡れ濡れだった。
       そこでトポ上「顕著な沢」を詰め、尾根に這い上がった。
15:00 仙丈岳
       結局大仙丈岳までトレースなかった。
       風雪出てきた。
18:00 北沢峠
       赤河原分岐から戸台川の河原に入ると、
       時折膝のラッセル状態。
       さすがにペースが落ちた。
21:00 ツエルト泊。寝木小屋沢手前の大岩かげ。
       この日中に戸台まで出てしまいたかったが、
       牡丹雪が降る中、かったるくなってしまった。
       「ちょっとだけ仮眠しよう」とツエルトをかぶったが、
       ふたりともぐうぐう寝てしまった。

1月8日(月)午前曇り、午後晴れ。
6:00  出発。
9:00  戸台着。戸台大橋にてタクシー乗車。
      丸山谷へ自車を拾いにいく。
      丸山谷林道は15aから20a積雪が増していた。
      帰京へ。

<付記>
・アイススクリュー内にラッカースプレー塗布する案は、実に効果的。
 回収後吹くだけで済むほど。
・市野瀬集落の温泉最高。500円。名称は「生涯学習センター」。
・50mロープ2本使用。
 軽量化に努めたせいか、荷揚げは必要なかった。
・下山後、北ア・大量遭難を知ってたまげた。

以上です。      

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