<山 行 記 録>
11月27日、二子山へ行ってきました。初心者を含む総勢7名の大所帯でした。
前夜、両神温泉薬師の湯の駐車場で仮眠。早朝股峠の北の林道まで車2台で乗り入れ
る。
アプローチは短く20分ぐらいで取り付きに到着。午前中は初心者が中央稜1ピッチ目
で練習をしている間に、右の2本のクラックをのぼり、ウォーミングアップ。
12時、簡単に食事を済ませ、3パーティーに分かれ取り付く。僕は初心者のY嬢と
組む。
ほかの初心者は、S氏に連れられ中央バンド経由で大テラスへ向かう。後1パー
ティーは全然問題なしの二人。
1ピッチ目は浅い凹角の左のフェースを登り、左上。
2ピッチ目でルートを間違え、本来のルートの右のフェースに取り付いてしまう。は
じめは簡単なフェースだがその上で傾斜が強くなり、左へトラバースすれば本来のルートに
戻れそうだが、トップの僕がいけたとしても、セカンドは落ちて宙吊りになる可能性大。リングボル
トにシュリンゲを残置し、懸垂下降。その間にノープロブレム二人組みのパーティーが左の凹角を上っ
ているが、苦労している。なるほど、取り付いてみて分かった。出だし3・4mの所がぬめっていて、
苔まで生えている。滑って落ちるかと思った。後から登ってきたお客連れのガイドは、更に左のカンテ
を登ってきた。
3ピッチ目は、核心らしいが、2ピッチ目の苦行の後なので、なんでもない。カムもよく決まるが、残
置だけでもそれほど不安を感じないだろう。大テラスに着くとのんびりできる。しかし、朝からの曇天
に加え風が出てきて寒い。
4ピッチ目は大まかな階段状。しかし、ルート上に大きな浮石があり、セカンドが初心者であることに
加え、後続のパーティーがいるので、これを避け、左の凹角に逃げ、ロープを目いっぱいに伸ばす。ピ
ナクルにかかったロープでビレイ。
5ピッチ目は、後続のパーティーが追いついてきたので、右の凹角にクライムダウンしてから直上する。
少し藪っぽいが快適に登り、終了。2パーティーそろったところで2峰(本峰)までのハイキング。
下山は1峰に戻り、北側の尾根を下りたが、ここが一番恐ろしかった。「クライミングルート」と案内
板にかかれていたが、冗談じゃなく、本当にクライムダウンだった。
薬師の湯はつるつるのお湯で、気持ちいい。小鹿野の「わらじカツ」もうまかった。
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