日程 |
2000年11月3日(金)〜5日(日) |
メンバー |
(八王子山の会)和唐、他1名 |
記録 |
(八王子山の会)和唐 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
和唐(八王子山の会)です。
11月3,4,5日の3連休で早月尾根より剣岳に行ってきました。
雪を期待して行ったのですが、ほとんど雪はなく、無風快晴の秋山の剣岳を楽しんで
きました。今夏、早月尾根〜剣岳〜真砂沢〜長次郎谷〜剣岳〜長次郎谷〜ハシゴ谷乗
越〜黒部ダムと行ってきたのですが、今回は雪のついた剣をふむべき足を運んだので
すが、夏とかわらない剣岳でした。ただし、山頂は数えるほどしか人は居ず、空気は
澄み、抜けるよな青空と日本海から能登半島まで見える展望でした。
参加者:女1名、男1名
マイカー
11/3 相模原3:30−馬場島8:30〜9:15−早月小屋15:30
夏には大勢のキャンパーがいた馬場島も閑散とし、紅葉見物の車が数台と剣に登るら
しい3人組と単独の男が駐車場にいただけであった。冬山装備にロープ、ガャ物、水
まで積んで、こんな荷物を持つのは何年(何十年?)ぶりであった。天気は回復に向
かっているとはいうものの小雨で、あがりそうであがらない。まあ、暗くなる前に早
月小屋に着けばいいやとゆっくり、遅い紅葉を見ながら、歩いた。早月小屋直前でガ
スが晴れ、剣本峰、小窓尾根、が見えた。雪が全然ついていない。暑いくらいの日差
しの中、明日の分の水を確保するために、ドラム缶の上にたまった水をコッヘルでか
いてポリタンに溜めた。
11/4 早月小屋6:15−剣岳9:15〜9:45−早月小屋11::45〜13:00−馬場島16:40
快晴の中、剣に向かった。標高2800mの小窓尾根の上部と本峰が真っ正面に見え
るところから、雪が所々つきだした。見た感じは真っ白くってふんわりしてそうだっ
たが、結構かたく、いやらしい。剣山頂は360度の素晴らしい展望で、後立山の
峰々、槍カ岳、見えた。
今夏、登った長次郎谷はほとんど雪がなく、土砂がむきだしになっていた。八峰など
岩にとりついている人はいなく、熊の岩の下部にひとりだけ見ることができた。この
広い峰、谷を一人占めできるなんってうらやましいなと思った。
帰りも雪のついている所を慎重に降り、早月小屋に予定よりも早く着いた。昼飯を食
べ、テントをたたんだ。長い下りで、重荷もあってぬれている落ち葉に足を取られふ
らふらになって馬場島にたどりついた。
11/5 馬場島8:10−相模原16:00
昨日はテントを張る元気もなかったが、今日は元気いっぱい。小窓尾根の良く見える
ところまでふらふらと散歩に行った。朝日が茜色に染まり、その光線が小窓尾根の稜
線からこぼれおちるように降り注いでいた。馬場島には多くの遭難慰霊碑があるが、
ここに置くのがわかるような荘厳な空気であった。
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