日程 |
2000年8月11日(金)〜13日(日) |
メンバー |
(明治大学山岳部炉辺会)三谷統一郎、(明治大岳山岳部炉辺会/グループ・ド・ミソジ)豊嶋
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記録 |
(明治大岳山岳部炉辺会/グループ・ド・ミソジ)豊嶋 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
○8月10日(木)宇都宮⇒新宿駅⇒松本駅
夜、宇都宮を発ち、新宿駅にて高橋さん、森、天野に合流。途中甲府駅で加藤が合流。
○8月11日(金)
上高地(6:50)〜横尾(9:00〜9:30)〜涸沢(11:50)
松本駅よりタクシーで上高地へ。小梨平にて四国からの三谷さんと合流し、三谷・豊嶋は横尾経由
で涸沢入山。夕方雨が降る。他のメンバーは小梨平定着。
○8月12日(土)
涸沢(3:30)〜1ルンゼ押出し(5:00)〜取付(5:45〜6:15)〜終了点(16:10〜:30)
〜屏風の頭(17:10〜:20)〜涸沢(18:00)
涸沢より1ルンゼ押出しへヘッドランプをつけて下降。自分のペースじゃないが、かなりゆっくりの
ペース。
川を渡渉して押出しへ。取付へは、T4尾根取付より踏跡を下降。
(途中からトラバースしてダイレクトに出る方法があるのかもしれないが、わからない。)
1P目V+ 三谷
ルンゼを左上。濡れていていやらしい。
2P目W 豊嶋
傾斜のゆるいチムニー沿いに左上し、上部で右側フェースに乗越し、5m程上のバンドへ。
3P目W A1 三谷⇒豊嶋
目の前にあるボルトラダ−を10mほど登り、カラビナ1個残置あり。そこから先残置無く、
よく見たらビレイ点の直ぐ右上にボルトがあり、ルートミス発覚。アホだなぁと自己嫌悪いっぱい。
一旦降りてもらい、交代。右上していき、直上。
4P目A1 三谷
一旦右下に降り、浅いリス沿いに直上。途中右側に乗越して直上。
5P目W+ 豊嶋
左上するバンドをトラバースしていき、小さなルンゼ手前のカンテを直上しバンドへ。
6P目U 三谷
次のピッチは、三谷OBトップでビレイ点よりバンドを左にトラバースし、45mいっぱいで解除。
そこからはコンテでT3へ。T3にて、炉辺会屈指の偉大なヒマラヤンクライマー三谷さんより、
重大発言。
ここからは、全部リードしていいよ。という、半ば命令にも取れるお言葉。しかしながら、まだ真
に受けていなかった。
7P目X A1 豊嶋
チムニー沿いに直上し、途中フェースに移り直上、残置物は少なくかえって自分の好きなように登
れて楽しい。
ハング下で、アブミに切り替え、ハング右側の切れ目より抜け、4、5m直上し、レッジへ。
8P目W A2 豊嶋
一段上がり、右トラバースして直上。ハング下までフリー。ハング下にてアブミに切り替え。
ハングの根元のクラックにエイリアン(3/8)を使用する際2個(1/2・1)を墜落死させる。数分
混乱する。
おそらく草付の中に居ると思います。見つかることはないと思いますが、見つけた方は使用してく
ださい。気を取り直し、登り再開。ハングを抜け、直ぐ右のバンドでビレイ。
9P目 豊嶋
よく覚えていないが、人工とフリーで登った。(次の10P目と似ていたような気がする。)
10P目 W+ A1 豊嶋
一段上のバンドへ乗越し、直ぐ右上の木にシュリンゲが残置してあり、その真上にはボルトがいく
つか続いているようだ。
しかし、ルート図どおり、左にトラバースしてルンゼ(チムニー)内を登る。上部で右側カンテに
出て、草付内を5mほど直上。
11P目 X 豊嶋
一段上のバンドに出て、左トラバース。そのもうひとつ上のバンドに上がり微妙な態勢でナイフ
ブレードを1本使用し、右トラバースし、小さな木を回り込んで上のテラスへ。極端に残置無く、
悪く感じる。そこからフレークを脇まで上がり下り気味にビレイ点へ。
12P目 W− A2 豊嶋
1段上の草付を左へ移動。そこから右上してハング下で多少右トラバースしてハング攻略。8P
目と異なり、ピトンの感覚が近くかなり簡単に越える。その上のフェースを直上し、ビレイ点へ。
13P目 W− A1 豊嶋
草付下の3,4mの垂壁をわざわざアブミを使用して、越え、草付へ突入。左へトラバースして、
小さなルンゼ内を登っていくと、左上方に大きなハングが見える。
14P目 V 三谷
取りは三谷さんに登ってもらう。バンドを右へトラバース5mの後、踏跡のある木の間をぬうよ
うにして直上。45mいっぱいで安定したテラスへ。
登攀具等を片付けて、屏風の頭へ。パノラマのコル経由で涸沢へ。
もっとスピードを上げるのが次への目標。
○8月13日(日)
涸沢(9:30)〜横尾(10:40〜11:00)〜上高地(12:50)
本来の目的では、屏風の後、滝谷を3本くらい続けて登る予定であったが、3時に起床した際雨の
ため今日の滝谷は中止。岩が出来ないならと、次の甲斐駒もあるからと、9:30にとっとと涸
沢を去る。上高地にて、他メンバーと合流し、予定のある加藤、天野と3人で下山。
しかしながら、台風もそれて、天気は崩れなかったようだ。
結局は、14日から天気が続いたみたい。
山とは関係ないが、松本駅よりJR篠井線で長野駅まで出、新幹線で大宮経由宇都宮の場合、思
いのほか早いことがわかった。
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