日程 |
2000年7月22(土)〜23日(日) |
メンバー |
(どんぐり山の会)薄田俊治、野村吉伸、(FCC−J)小林宏 |
記録 |
(どんぐり山の会)薄田俊治 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
薄田俊治@どんぐりです。
皆さんこんにちわ。
13年ぶりで幕岩に行って来たので報告いたします。
畠山ルートは、幕岩の中ではフリー主体のロングルートであり、好ルートのイメージを
持って出掛けました。
メンバー:薄田俊治@どんぐり山の会
野村吉伸@どんぐり山の会
小林 宏@FCC−J
行 程:7/21 〜七倉(夜行)
7/22 七倉5:00ー大町の宿8:20ー取り付き8:40ー終了点17:00
(畠山)
右稜下降点18:30ー大町の宿21:20
7/23
(西壁ルンゼ)大町の宿6;00ー取り付き7:30ー2P目終了10:00
大町の宿12:00ー七倉14:30
七倉の駐車場は、夏休みにはいって第1週のためか9割方スペースが埋まっていた。
土曜の朝1:30位に現着して、缶ビールを1本空けて寝る。
金時の滝の巻き道のルンゼで先行する有持パーティーに追いつきメーリングリストで
お世話になっている挨拶をする。
私が大町の宿に7:00くらいに到着後すぐに神戸からの2人パーティーが下降を終
わって帰ってきた。21日の朝、畠山ルートに取り付き、抜けて暗くなったのでビバー
クになったとのことでした。ルートのアドバイスを受けて出発する。
オーダーは、5ピッチ目までは、薄田リード、それ以降終了までを小林がリードす
る。トップは、空荷で残り2名がザックを背負う形としました。
2ピッチ目までは簡単なフリー主体だが、草付が多くフットホールドを探すのに気を
使う。草を岩の上で踏むとよく滑ってとても怖い。
5ピッチ目までで快適なのは、3ピッチ目の人工と5ピッチ目の凹角で、人工もピン
が近いためA2までは感じさせない。
草付が多いため不満を言い出した小林が静かになったのが9ピッチ目からの大チム
ニールート3ピッチでした。本来正規ルートを登る予定でしたが間違ってしまいまし
た。9ピッチ目の出だしも草が多かったのでルートじゃないと判断したためです。
9ピッチ目のカンテから凹角に移るところはフリーで行けなく、残置のアブミをラス
トの私がカンテ先の立木にシュリンゲを投げ縄状態にしてやっと回収する。
チムニーは、ほぼバック&フットで行ける幅で慣れている人には快適でしょうがフレ
ンズの数が足りない(2個)為1回余計に切りました。豪快なチムニーなのでフレンズ
1セットが有れば快適に上れるでしょう。
その後ラスト3ピッチは藪が半分以上で閉口する。(オリジナルラインに入った可能
性有り。)
終了点から右稜の下降点までは何せ10年ぶり以上なので少し迷ってしまいましたが
何とか明るいうちに着いたのでビールの待っている大町の宿に途中電池を点けて無事戻
りました。
2日目となる23日は、小林君はもう充分とのことで薄田、野村で西壁ハートブレイ
クルートに向かうことにする。
西壁へは、右稜のコルから2ピッチ上がったところからバンドを40M右上して到着
します。但し全部藪なので非常にわかりずらい。
ハートブレイクへのアプローチはルート図によると西壁ルンゼの1ピッチ目から悪い
クライムダウンとあるが殆ど垂直の藪でとても行く気になれず西壁ルンゼを2ピッチ
登って降りることにする。
1ピッチ目は薄田リードで、2ピッチ目は野村さんに行ってもらう。スラブは、ルー
ト図によるとA1(Y?)とあるがおじさんクライマーには、なかなか手強く5/9程
度はあったと思う。ピンは、全部で5本あり、核心はダイクをつなげると何とかなる。
終了後さっさと下り大町の宿で昼寝をしていた小林君を起こし下山に移る。準備中
「有持」「雨宮」パーティーが戻ってこられる。
金時の滝は、やはりルンゼを下るが何回来ても嫌らしい。高瀬ダムからは暑い日差し
のアスファルト道路を下り、トンネル出口の七倉山荘の温泉で汗を流してビールで乾
杯。
P.S 畠山ルートを登った日は台風のせいか殆ど強い日差しが当たらず助かりまし
た。たいがいは昼前くらいからかんかん照りになるので体力の消耗が激しい。
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