ARIアルパインクラブ/原岳広、鈴木敏浩、豊山孝子、太田労山/石崎
<山行日> 2000年7月1日(土)〜2日(日)<記録> 原岳広
原です。
先週末は予定どおり北尾根に行ってきました。
直前に塚本さんの「日和病」が発生し、またもやドタキャン(^^)。鈴木、豊山、石崎
(太田労山)、原の四人で行ってきました。
メンバーの日頃の行いが良いのか、天気は上々。土曜日に夕立がありましたが、テントを
張った直後だったので全然濡れませんでした(なんとラッキー!)。日曜日はピーカン
!関東地方は雷雨があったようですが、穂高は「晴れ」でした\●^O^●/上部には白い
雲が時折かかるものの雨雲ではなく、終始青空の下で快適な登攀でした。おかげで日焼け
がスゴイです。
普通に5・6から取り付いたのではつまらん!ということで、今回はパノラマ新道を屏風
のコルまであがり、8峰から前穂を目指すという「北尾根完全踏破型」でした。途中、雪
渓遊びを堪能する(?)、慶応尾根に迷い込むというハプニングもありましたが・・・。
やっぱり、末端付近から詰め上がるのは最高ですね。頂上での気分が違います。
5・6のコルの直下まで雪渓が残っており、前爪アイゼンがなければ涸沢から5・6まで
上がる事はできなかったので、結果的にこの選択は正解でした。しかし涸沢の雪はすごか
った!例年のGWくらい雪が残っています。小屋がかろうじて雪から出ているという感じ
。ザイテングラードにも、北穂沢にも雪がべっとり。3・4or5・6のコルに上がるには
10or12本爪が必要だと思います。ちなみに、3・4のコルにはコル上に雪がありまし
た。なんと前穂の頂上にも雪が残ってました。
北尾根の下半は思いのほか悪かったです。地震の影響で崩壊したのか、7峰〜6峰までに
二ヶ所ザイルを出し、一ヶ所懸垂しました。あまりトレースされていないらしく、8峰の
藪漕ぎも激しかったです。
5・6以上は3峰で2ピッチザイルを出しただけでした。全体的に岩の質がよく、登山靴
でもフリクションが良く効くので楽しかったです。やはり好ルートだなと思いました。
下山は前穂頂上から全員3時間で下りました。
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