＜日程＞　　　２０００年５月２７日（日）
＜メンバー＞　ＡＲＩアルパインクラブ／有持、遠山、福島、小林
＜ルート＞　　蒼山会ルート／有持、福島
　　　　　　　　　中央ルンゼ　／遠山、小林

＜記録＞

　先週末は、谷川に行く予定でしたが、天気予報もパットしない感じだったので
確実に天候が良いと予想できる、黒伏山南壁まで足を延ばしました。

　神奈川からだと、空いていても片道５時間半程度はかかりますが、黒伏山は
岩も硬く、谷川よりは数倍快適に登ることができます。ただ、時々出てくるブッシ
ュには閉口してしまいました。

駐車場(06:00)〜南壁取付（06:45/07:15)〜終了点(11:50)〜取付(12:30／15:30)〜
駐車場(16:00)　※　時間は、蒼山会ルート

　金曜日の夜に急遽、谷川から変更して好天が予想される黒伏山南壁に行くこ
とになった。運転を交代しながら東北自動車道をひたすら走る。夜が明けて、明
るくなった頃に山形に到着。

　天気は快晴、チョット肌寒いくらいだ。早速、黒伏山へと車を走らせる。

　まだ雪解けが終わったばかりなので、いつもならウルサイぐらい生えているブッ
シュが全く無いのでアプローチは快適そのもので、４５分で取り付きに到着。

　今日は、有持、福島で蒼山会ルート、遠山、小林で中央ルンゼに向かう事に
する。

　中央ルンゼは、１ｐ目から快適な岩だが、蒼山会ルートは１ｐ目からブッシュの
ぼりになる。

１ｐ　有持

　このピッチは、岩混じりのブッシュ帯で、傾斜も結構あるのでかなり悪い。　細
い木のゴボウ登りで、木がいつ抜けるかと気を使いながらで、汗まみれ、泥まみ
れになりながら登っていく。５０ｍに２人で１時間もかかってしまった。／(;O;)＼

２ｐ　福島

　２ｐ目は、１ｐ目とはうって変わった堅い快適な岩である。グレードは５．１０ａ
の
クラックでぐいぐいと登れて爽快である。

　「空の見えるクラック」の上部でピッチを切る。

３ｐ〜４ｐ　有持

　３ｐ目の５．１０ｂのフェースがすぐに終わってしまったので、４ｐ目のブッシュ
帯
も続けて登る。「またブッシュだ〜〜〜。」とブツブツ言いながら登ったが、１Ｐ目
ほどは悪くは無かった。

５ｐ　福島

　最後の核心は、５．１０ｃのフェース登りだ。ここも、岩が硬くて浮き石などは全
く無い。岩を楽しみながら登って登攀終了。

　登攀時間は、４時間２５分。１ｐ目のブッシュで時間がかかりすぎてしまったの
でしかたないか。(^^;;;

　懸垂４回で取り付きに到着。中央ルンゼの遠山、小林パーティが降りてくるの
を待っている間、ウグイスの声を聞きながら昼寝をする。他には誰もおらず、静
かなものだ。

　駐車場に帰ってから、ビールで１次会、温泉に入ってからテントですき焼きを
つつきながら２次回と飲み倒して、日曜の早朝に山形を後にした。

　今回は、南壁には我々の他には誰もおらず、貸し切りでウグイスの声を聞きな
がらのんびりと登ることができて、楽しい１日でした。

　黒伏山はチョット遠いですが、岩は硬いしブッシュさえなければ快適な岩場で
す。今がベストシーズンですね。

　皆さんも是非一度行ってみて下さい。