福島タケチャンです。ＧＷの報告です。

４月２９日、滝谷を出合からつめていく事が出来ず、有持さんは
すっごくすっごくがっかりしながら１人で下山となりました。

雨宮尚ちゃんと僕ちゃんは涸沢岳西尾根から入山して滝谷のドーム
北壁右ルートとクラック尾根を登りました。どちらの登攀も時間が
かかりすぎ、まだまだ修行が足らないという感じでしたが。(^^;;;

また、急坂の上り下りでは脚力の無さから遅れがちになり、まだまだ
体力トレが必要だと痛感しました。(;;)

２月の錫杖の時は、冬壁がほとんど初めてだったこともあり、壁に
圧倒され気後れしてしまいましたが、今回は気後れすることも無く、
落ち着いて登れたような気がします。すこしは成長してるようだなあ
と自分なりに満足感のある山行でした。(^^)(^^)(^^)

以下、行動記録をざっと（結構長くなりましたが）書いてみました。
良かったら読んで見てください。ドーム北壁右ルートとクラック尾根
の詳しい登攀記録はおいおい書いていきたいと思ってます。

２月の錫杖の僕ちゃんの情け無い登攀記録もそのうち書きたいと思って
ます。

では、


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０４月２９日（土）

８時過ぎ、有持、雨宮、福島の３人で新穂高から滝谷出合へ向かう。
気温がぐんぐん上昇。朝の雨が嘘のように晴れ、めちゃくちゃ暑い。
１２時過ぎ滝谷出合。滝谷は今にも雪崩れそう。滝谷を詰めるのは
諦め撤退。有持は１人悔しそうに帰京。雨宮、福島の２人はは涸沢岳
西尾根からの入山に変更する。この日２人は１７：００過ぎ、涸沢岳
西尾根２１００ｍあたりの樹林帯の平らなところを見つけツエルトを
張る。食事後、２０:００過ぎ、シュラフカバーにくるまり眠る。

０４月３０日（日)

７時過ぎ、ビバークサイト発。１３:００過ぎ涸沢岳。午前中は晴天
だったがこの頃からガスってくる。また雪も降ってきた。 涸沢岳からの
くだりは考えてた以上に悪く、ところどころザイルを出す。１９：００
頃、風雪の中、北ホの小屋着。北ホの小屋は飯、味噌汁がお代わり自由。
３杯飯を平らげ寝る。

０５月０１日（月）

昨日の疲れもあり停滞。天候以前にこの日は行動する気になれなかった。

０５月０２日（火）

午後から天気は崩れるようだ。撤退も容易なことからこの日はドーム
北壁右ルートをさくっと登ることにする。７時半前、登攀開始。１Ｐ目、
チムニー狭く背中の荷物に苦しむ。天気が良く気温上昇。８時くらい
から、壁にべったりと付いていた雪や氷がどんどん剥がれ落ちて来る。
Ｃ沢のあちこちで雪の崩れおちるいやな音がする。２Ｐ目、あぶみの
かけかえで登る。１時前ドームの頭。このころから多少ガスって来る。
この日、夕刻から雷を伴う吹雪となる。

０５月０３日（水）

２時過ぎ外の様子を見るとガス深く降雪あり。４時過ぎまだガス深く
降雪あり。出発を遅らせる。６時過ぎ、まだ多少雪が降ってるがガスが
薄くなってきた。７時過ぎ、ドーム北壁左ルートを目指して出発。８時
過ぎ、取り付き。風雪強し。左ルートは氷雪がべったりだ。ごろごろと
変な音。雷だろうか。雷に怖じ気付き、後ろ髪を引かれながらも撤退。

０５月０４日（木）

この日はクラック尾根を登ることにする。ガス深く降雪あり。状況は
あまり良くない。昨日結局停滞したこともあり、今日は何としても登り
たい。６時前出発。濃いガスの為視界が効かず、Ｂ沢のコルの特定に
多少手間取る。またクラック尾根の取り付きを見逃し、Ｂ沢をクラック
尾根末端まで下ってしまう。クラック尾根の取り付きは末端より上方
だった。７時半頃、ようやく登攀開始。雪がべったりだ。雪を払うと
その下は固いベルグラだ。ピッケルを振り回して氷雪を払いのけ残置
支点、そしてホールドを探しながら登る。天候は吹雪になったり、ガス
が薄くなったり濃くなったり、太陽が出たり隠れたりといった感じだ。
あとで聞いた話では北ホの小屋や涸沢のあたりではいい天気だったよう
だが。。。１８時半、ようやく強風の中北ホの小屋に突き上げる。この
夜、食後くつろいでると原、青木（雲表）が訪ねてきてくれる。大野、
原、青木で北ホの東稜を登ってきたらしい。大野は残念ながらテント
キーパーとして松なみ岩のコルに残ってるらしいが、予想もしなかった
意外な二人の来訪に喜ぶ。

０５月０５日（金)

昨日で充分満足したこともあり下山。この日が今までで１番のいい
天気ではあったが。。。ついついひよってしまった。。。