宮崎県/鉾岳/大滝左ルート

福岡(FYK)/蜂谷、庵メンバー/工藤、斉藤


<山行日> 2000年4月9日(日)<記録> 蜂谷



 蜂谷@福岡(FYK)です。

4/8(土)に、宮崎県の鉾岳・大滝左ルート(X+,A0,290m)に行ってきまし た。庵メンバーの工藤さん・斉藤さんと一緒に登りました。

4/8(金)

 会社を定時で切り上げて、山本本官の待つ鳥栖駅へ18:40 頃到着。吉岡・末松両女史とともに、4人で宮崎に向かう。 鳥栖IC〜熊本IC〜R57と進み、阿蘇の「一心行の桜」(ライトアップされ ていました。)を素通りして、高森〜高千穂経由で22:10頃、庵に到着。 例の如く、深夜2時半までお酒を頂いて、アル中ハイマーの仲間に入れ ていただいた。

 4/9(土)  7:30に起床。私はお酒が弱いので、アルコールが身体から 抜けきらず、爽快感がない。

 山本本官は、両女史を連れて比叡山の岩場に向かうとのこと。 私は、工藤さんにお願いして、鉾岳に連れていってもらうことになった。 大滝左ルートは、工藤さん自身にとって鉾岳での最初の開拓ルートで あるとのことで、思い出深いルートだと仰有っていた。

 1P目、W・A0(Y+)のスラブ。情けないが、私はフォローなのに出だし からA0してしまう。

 2P目、X-の右上気味のスラブ。3P目はスラブのバンドをトラバース。 いずれも、落ちたら振られるから、フォローでも私は怖かった。

 4P目、大滝の右岸(「日本の岩場・上巻」では左岸となっていますが、 右岸の誤りです。)のスラブ、W-。上のビレイ点が平らで広く、水流の 真横なので、ここで美味しくて清涼感あふれる新鮮な水を補給できる。 工藤さんが、「ここはナぁ、二日酔いルートやからなぁ。」と仰有っていた が、まさしく二日酔い解消には持ってこいの水である。

 5P目、W+のスラブを左上すると大きなバンドに出る。「美しいトラバー ス」から、この「大滝左」の上部につなげると、通称、「大長征」と呼ば れるルートになる。頭上には、「一ノ坊主」と呼ばれるヘッドウォールが 白く重たくのしかかっている。

 6P目、7P目はX+のスラブで、ここも本当に支点が少ない。 庵の人達は、プロテクションには相当のポリシーを持たれているようで、 今の私には到底、怖くてリードできないが、恐怖心を克服して、確実な 技術を身につけてから、いずれはリードしてみたいと思う。

 8P目はVのバンドを左奥にどんどんトラバースしてゆき、「二ノ坊主」の 左からもう1Pクラックを登れば、山頂に出る。私達はテッペンまで行かず、 更に左奥に下って、立木から懸垂で上部のバンドに降りて、缶ビールを 開けることにした。そのうち、「庵の秋」ルートを登ってきた、片井野さん 、五味さん、松浦さんも合流。6人で和気あいあいとアル中ハイマーに なる。五味さんが出してくれた「つまみ」が美味かった。 下山後、申し訳ないことに、片井野さんに比叡山の駐車場まで送って 頂いた。 見上げると、「1スラ?」に外人さんのアベックが取り付いており、 手を振っていた。そのうち、本官達も登攀を終えて戻ってきた。

 最高の天気に恵まれた週末でした。 庵の皆様、どうもありがとうございました。


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