御坂/四十八滝沢

YCC/増田


<山行日> 2000年2月29日(火)<記録> 増田



 増田@YCCです。

 寒気も去りかかっていますね、このチャンスを逃したくないので御坂四十八滝沢に 行ってきました。

 家を出て2時間で登山口とはありがたいが、気合が入らず寝過ごして9時半に歩き 出すと、すぐ下りてくるクライマーに会った。

 聞けば、アイゼンのフロントワイヤーが折れて、仕方なく帰るところだとのこと。 やはりシモンマカルーであった。3〜4年前購入。ワイヤーの色は銀色で、新しい ステンレス製の方である。何とかして欲しいものだ。

 10時、適当なところで沢に降り凍った川床を快適に行くと100mほどで初滝 に。 よく凍っており快適に登れた。 このあと大滝まではまずまずの状態で快調にすすむ。

 大滝は、水流は出ていないものの(これだけでも最近珍しい)中央部はうすく、ガ ラスに水しぶきが当たっているようだ。左はカリフラワー状ですきまがおおく乗る と転がりそうなので、右寄りの岩とのコンタクトラインあたりのナメをたどると一 応氷だけでこなせたが、傾斜がなく階段状で核心部とはいいがたい。 この先もナメの部分は雪も乗っておらず快適。

 七福の滝は1〜2段目は良好、3段目は左半分の下部は水流が出て登れず右から取 りつく。

 しかし、途中からつららの集合体になり気温が上がったせいかしずくが滴り、氷自 体も蹴ると崩れそう。左へトラバースして氷の安定している傾斜の緩くなったあた りを登る。

 この先ずっとナメ滝が露出しており気温のせいで軟らかめのこともあり一気に駆け 上がった(と思っているのは自分だけできっとのろのろと進んでいたことだろ う)。滝は最後まで埋もれずに大変きれいであった。 沢の詰めは積雪20〜30cmだったが、トレールがありラッセルはなし。 登山道に出て1時。

 下降路は凍結部分が多くまたアイザンを出したが歩きにくく時間がかかり車に戻っ たら3時になっていた。

 寒気の厳しい早朝に登れば大変よいコンディション思われるがこんなに冷えるのは 明日の午前中までとのこと。

 週末も登れないことはないだろうが気温によっては明日がラストチャンスになるか も。

 会社でメールを見ている方、今すぐ有休届けを出すべし! 家で見ている方、明日朝「風邪を引いたので今日は休みますゲホゲホ」と電話をす るなら都留インターを出たあたりの公衆で。 登山口から谷のなかずっとドコモでも「圏外」です。


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