吾妻渓谷/不動滝

YCC/増田孝典、山岳情報/山本泰司


<山行日> 2000年2月19日(土)<記録> 増田孝典



 増田@YCCです。

 相変わらず寒く、アイスクライミングのシーズンが長引きそうでまずは結構なこと です。 でも、何となく春が近い予感もしますね。 がんばって登っておきましょう!

2/19吾妻渓谷に行ってきたので報告します。

 朝7時に都内を出発するも、関越で続々と事故発生、渋滞がひどく下を走ったりし たが結局ついたのが午後2時。

工事をしている路肩の端に車を置かせてもらい5分で取付。 そそくさと仕度して不動滝F1を登る。

 少し気温が高くしたたりのあるラインをはずして行ったので、蛇行してしまった。 氷結はまあまあだが、出だしは少しもろくアイゼンが決まりにくかった。 スクリューはしっかり効いていた。

 落口は岩が露出していた。安定した終了点はさらに先の左岸の太い木だが60m ロープでないと届かない。 木にロープがフィックスしてあり、なんとか50mロープで届くようにしてあっ た。(YCC栗島等が今年セットしたもの)

 F2も白っぽいがしっかり凍っているようだ。しかし時間的にみて帰りは暗くなり そうなのでやめて無料の温泉へ。

 今週はもっと良いコンディションであろう。

***情報***

 下流のダム工事が旧ピッチで進んでおり、現在、道路や線路の付け替え工事が盛ん です。じゃまにならないよう注意してください。 現場の人は、ちゃんと断われば友好的でした。

 地元の人によれば、ダムは7年後に完成し、吾妻渓谷や不動滝まで水没するとのこ とです。

 この東京から近くてアプローチ至便のアイスゲレンデも、登れるのはあと数年とい うところのようだ。


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