海外情報



2006.07.22ヨセミテ 渋谷 正利@チームバガボンズです。 6月24日〜7月7日までヨセミテでクライミングとハイキングを楽しみましたので、情報をお伝えします。 今年は残雪が多く、何処も水量が多くなっています。ただ、7月7日にはかなり減っていましたが、例年より 長く豪快なヨセミテフォールが楽しめるのではないでしょうか。 キャンプ4  昨年は先住民族の居領地が一部出来てサイトが減ったそうですが、今年は例年の状  態に戻っていました。ただ、今回私はホテル住まいでしたので、宿泊期間の管理状況に  ついては不明です。その他、多少変わった点がありましたが問題ありません。 トゥーラミ・メドーズキャンプ場  現地レンジャーより7月7日オープンと聞きましたが、現在まで未確認です。 トゥーラミ・メドーの状況  例年より残雪が多く、一部の道路脇にはまだ1mを超える雪が残っていました。  このため、閉鎖の道路もありますのでご注意下さい。  ハイキングコースによっては、沢の増水で渡渉出来ない事もあります。  土砂崩れのため閉鎖されているのは、140号線のMariposa-El Portal間です。 詳細は以下のサイトでご確認下さい。 ★ http://www.inciweb.org/incident/236/ パーク・レンジャー  バレー内で、かなり頻繁にパトカーを見ました。特にスピード違反には注意してくだ  さい。 車中伯  禁止の警告を頻繁に見ました。以前から、この事については厳しいです。 その他詳しくお知りになりたい方は以下のHPから、ご覧下さい。 ★ http://www014.upp.so-net.ne.jp/bucket/index.htm
2005.08.21ペルーアンデス 大阪労山・鈴木です。 ペルー・アンデスから8/20 無事にカランクルン隊4人帰国しました。 秋田さん、土倉さんの情報、ありがとうございました。 1.確かに、ワラスの犬は凶暴な犬もいまして、タクシーに   かかってきた物もいました。注意は必要です。   でも多くの犬は割とおとなしいでした。 2.ウルスに登頂し、本命のワスカランはルートがやはり悪く、   チョピカルキ(6354m)に転進し、ガイド2名をやとって、   登頂しました。ルートは少しわかりにくく、またクレバスも開いたりしていて、   クレバスの対岸の雪壁に取り付かなくてはなりませんでした。 3.大阪労山・ポッポ杉山隊2名は成功しませんでした。 4.大阪労山・ポッポ早川隊3名は、イシンカとトクヤラフを成功しました。   トクヤラフの下りで、1名が少し滑落して、けがをしましたが、無事に   帰国しています。 5.帰国はラン・ペルーをつかって、LA、そこからタイ航空で関空まで。   出国審査も別に厳しくはありませんでしたし、ガソリンストーブももって   いきましたが、ほとんどスッと通りました。 ぶなの会、岡村です。 毎年ワラスに行きますが、「凶暴な犬」にあったことはありません。 走っている車にほえかかるやつはしょっちゅう見ますが、人にほえかかる犬は見たことはありません。 ところで、 近年、年ごとに雪が少なくなっています。 今年の街から見えるチュルップなど、ほとんど雪が着いておらず、たぶんもう登れないでしょう。 昨年はランラパルカに行きましたが、これも岩が出て、たいへんに難しくなっていました。 今年はサンタクルース南壁に挑戦しました。ここも下部岩壁の突破で、細い氷の柱か、ベルグラ状の氷か、 どちらかを選ばねばなりませんでした。 西壁は雪が落ちて岩がむき出しになっていました。 ワンドイ北峰北壁は全く雪がなく大岩壁となっています。 イシンカの氷河も大きく後退しています。 ガイドブックにある美しい写真のような氷壁は、どんどん無くなってしまう、と言う感じです。 リマの空港での検査は、メールで流れたような厳しさはありませんでした。 アメリカを経由しなければならず、ここでの検査がひどかった。 「荷物に鍵をかけるな」と書いてありましたが、 以前、中身を盗まれたことがあるので、今回もかけておきました。 「怪しいから検査する」のではなく、鍵はすべて壊す、と言うやり方でした。 壊しただけで中を調べた様子はありません。 パートナーは、スーツケースを壊され、ガムテープで巻いてありました。 帰りにはそのガムテープをはがされ、中身を調べたみたいです。 スーツケースそのものを壊されたので、もう使えません。 リマに到着したときに壊されたスーツケースをずいぶん見ました。 乱暴な人にはとりあえず抵抗せず、言うとおりにした方がいいのかも知れませんね。 それから、ライターは必ず見つけられて没収されます。 ワラスで買うとひどいのが多いのですが、よく探すと日本製のも売っています。 ガソリンコンロは、氷河の上ではたいてい機能しません。 「故障」と思っていましたが、酸欠のせいででうまく燃えないようです。 韓国製のガスボンベが出回り始めているので、日本での値段の倍ですが、ヘッドを持って行くといいでしょう。 こちらは氷河のキャンプでもしっかりと燃えました。 ちょっとたいへんなことがありました。 ワラスでは、ドルの現金を現地通貨に換えるのはたやすいのですが、今年、100ドル札を換えようとすると 「CB」で始まる番号は、ペルーでは使えない、と言われました。その精巧な偽札が出回っているようです。 日本でドルに換えるときに、CBでないか、確かめておく必要があります。
2005.07.23ペルーアンデス 大明@はもずし 明日23日リマから帰国します。 出国の際のチェックの件ですが… 秋田@彷徨倶楽部さんはアメリカン航空だったのでは? 他の航空会社ではそれほど厳しいことしません。 アメリカンでは団体さんの場合も一人ずつ質問するようです。 で、当然全くしゃべれない人には日本語が出来る質問者を用意します。 多くはいませんよね、ペルーじゃ。 って訳で長蛇の列になるみたいです。 私はコンチネンタル航空なのでそこまでの混雑にはならないです。 昨日念のためリコンファームに行きましたが、 23日 23:55リマ発のコンチで 21:00にチェックインしろ とのことです。 これはしつこく確かめました。 他のところでも確かめましたが、 コンチで4時間前の事態にはなっていませんでした。 > 2. ガソリンストーブ ペルーでもボリビアでも必要ない場合がほとんどだと思います。 我々は全く使用しませんでした。 EPIタイプのガスはワラス、リマ、クスコで売っています。 カセットガスもリマで確認しました。 コシネロはいまやプロパンしか使おうとしませんし。 コシネロ・アリエロを雇わず 全部自分で担ぐ場合にだけ、 ベンシーナ(ガソリン)使用のメリットがあると思いました。 ペルー国内の移動に飛行機使う可能性があるのは リマークスコ間だけだと思いますが、 クスコにはガス缶はどこにでもあります。 ボリビアのラパスでも結構見かけました。 一応ブログにはその手のこと記録しています
2005.07.19ペルーアンデス 秋田@彷徨倶楽部です。 いつも有用な情報を有難うございます。 7/19夜、ペルー・アンデスから戻りました。 私が確認した今年のペルー・アンデスに入山した日本隊は、 丸山-深沢ペア(高嶺会、熊谷山旅会) 大林氏単独(緑山岳会) 長坂-大森ペア(富山大、富山医科薬科大) 広岡-井上ペア(チーム84) 秋田-高田ペア(彷徨倶楽部) 以上は同じホテルに宿泊。 ガイドの近藤氏一行、平岡龍石氏一行、早稲田大学OB会隊、 大阪ぽっぽ会隊でした。 最新の地図、ルート図、登山装備レンタル料金、その他ワラスの生活情報 などを入手しました。 この方面への登山を計画されておられる方は下記までお問い合わせ下さい。 秋田誠:marumeno@yahoo.co.jp 最後に重要な情報を2つ; 1. ペルー出国 セキュリティー・チェックが強化され非常に厳しいです。 チェックインは長蛇の列でなかなか捗りません。 4時間前には空港行ってチェックインすることをお薦めします。 チェックインの際の質問は、 航空券の支払い方法その他じつに時間をかけて細かいことを聞いてきます。 各人バラバラに検査されるので、英語によるコミニュケーションができないと、 さらに厳しい検査の対象にされる可能性が大です。 実際、私のパートナーはザックの中味を総て調べられるなど長時間かかりました。 2. ガソリンストーブ 分解できるタイプのもの(MSRなど)がお薦めです。 分解できないものは没収される危険が大きいです。 (たとえガソリンを完全に蒸発させても!) 私はMSRを、1)分解してバラバラにザックに梱包、2)タンクはガソリンを完全にと ばし、 キャップと別にして梱包、によりチェックをくぐり抜けました。 以上
2005.07.05ヨーロッパ 小淵沢の久野です。  投稿が少ないということなので、ちょっと書きます。ヨーロッパ情報です。今年はシャモニだけ でなく、ドロミテに行ってきました。  まず、シャモニ。  6月末にまたまたドリュが崩壊しました。アメリカンダイレクトはもう駄目そうです。  2003年の猛暑以来、雪が少なく、ミックスルートはほぼ全滅、グランドジョラスのウォ―カ ー稜も6月末でほとんどドライコンディションです。唯一、レッドチムニーの上部でミックスにな る状態です。  全体的に雪は非常に少なく、ドライルートなら楽しめるのではないでしょうか。  次はドロミテ。素晴らしい石灰岩のルートが、やさしいものから高難度グレードまで選り取りみ どり。ここは天候も比較的安定し、短期間でも楽しめます。物価の高さが唯一の難点、日本ほどじ ゃないけれど。  クラシックルートから最近のモダンルートまで沢山あります。トファナやドライチンネなどを登 りましたが、岩はとても硬く、傾斜もきつく面白いです。  実際、石灰岩で高差500メートル以上のルートは登り甲斐があります。  クラシックルートは〜+(5.11b)程度のグレードで、で40m全く残置無しというのもあり ます。しかし、カムやナッツでプロテクションを取れるので大丈夫です。  モダンルートはUIAAグレードで+〜(5.12c)以上のルートがあります。それらのルートは オールボルトであったり、ボルトとハーケン両方出てきたりします。いずれにせよ、それで高差 300〜800を登るわけで、これもかなり楽しいです。ちなみに僕らはこれら長いモダンルート には手が出ませんでした。とにかく、グレードが辛く感じられました。  ドロミテでアルパインクライミングを求める方には、チベッタ北西壁があります。これは高差 1200mあり、グランドジョラス北壁なみの迫力があります。グレード的にはこちらの方が難し そうです(登ってないけど)。  ショートルートも判っているだけでフレンチグレードで8Cまであり、最高の環境です。  天気は非常に安定していて、20日間で、全く登れない日は2日ほどでした。  ルートへのアプローチも近いものは車を降りて30分程度です。前日に山小屋へ入る場合でも、 合わせて4時間ほどです。  とにかく、天気、ルート数、グレード、全てが揃っています。  エルキャピタンでオールフリーは無理でもドロミテならそれ位の規模で、レベルに合わせてフリ ークライミングが楽しめます。今年の夏、秋、あるいは来年あたり、どこかへ登りに行こうとされ ている方には絶対お勧めです。  ちなみに今回はルノーユーロドライブシステムで車を借りました。17日以上からのレンタルで 45日間借りて1日4000円くらいでした。パリで借りてチューリヒに返します。  パリからはかなり遠いので、フウォンテンヌブローにでも行かない限り、ジュネーブかチューリ ヒが良いでしょう。ちなみにジュネーブは掛からないけど、チューリヒでのレンタルまたは返却は フランス国外の割り増し料金が掛かってきます。 以上、石灰岩のどっかぶりショートルートから、長大なマルチピッチまでを楽しみたい方、イタリ アに行ってみませんか?
2004.12.31プラナン みなさん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 既にご存知の方も多いかと思われますが、12/26日に起きたマグニチュード(M)9.0 の地震による津波の被害は、12/27日になってさらに拡大し…同日夜までの死者は10 カ国で計22,000人となっています。 この影響はタイ南部にも重大な被害をもたらし、特にピーピー島は壊滅状態で、全島 住民が避難している模様です。おそらく、ライレイ(プラ・ナン)も無事では済まな かった事でしょう… さて、これからの時期、ライレイ(プラ・ナン)へクライミングに行かれる方が多い と思いますので、以下、クラビ在住の井上さんからのメールを転載します… > はじめまして > > 幸いタウンは無事でしたが島やビーチなどかなり被害を受け特にピピ島はすごいダメー > ジを受けています。ライレイはピピやアオナンほどダメージは少ないようですがやはり > 波をかぶっているでしょうね。 > > ピピもそうですが住民全て引き上げてきているようです。 > 今日もピピやランタから続々と人々が引き上げてきて病院などごった返しています。 > > さらに幸いな事にはうちのお客さんや在住日本人は辛くも無事で話を聞くと九死に一生 > を得たような体験ばかりで身がすくむ思いです。本当に生死は紙一重ですね。 > > 一体いつ復興できるやらまだ先は分かりませんがとりあえず今は五体満足なので > ツーリスト達やそのご家族の助けになれるよう動いている現在です。 > > いつか復興して登りに来られた暁には是非店へもお立ち寄り下さいね。 > お部屋や交通手段などのアレンジも致しておりますので。 > > 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 > さくらクラビ Cafe & Tours 井上由佳子 > 29 Issara RoadKrabiTown81000THAILAND > 携帯(日本語) 09-5513619 > TEL&FAX (075) 630280 > 国外からは TEL&FAX 66-75-630280 > e-mail: akurasara99@hotmail.coms > 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 このように、現地は懸命の復旧活動の最中ということです。 周辺空港(プーケットなど)も閉鎖されており、また、余震や二次災害の危険も指摘 されるほか、衛生状態や治安の悪化などが予想されます。 僕が10月に書いたコンテンツは「再度、自分の目で確認するまで」クローズします。 今後、訪れる方は、当面ご自身の責任で情報収集をお願いします。 また、この時期現地へ行かれているクライマーも少なからずいらっしゃると思います ので、安否情報などは以下の掲示板を参考にしてみて下さい… ★ http://6106.teacup.com/slater/bbs 末筆ながら、地震で被災された方々にお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方々 には謹んでお悔やみ申し上げます。 みなさん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 プラナンの岩場について、情報収集続行中ですが、ここは基本的にアルパインのMLで すので、下記に情報収集用のボードを立ち上げました… ★ http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=l&board=552021156&tid=a5wa5ia5ja5sa4n4dbel&sid=552021156&mid=1 上記は「Yahoo!掲示板」に作成したトピで、同掲示板には、タイ国の関連トピとして、 ピーピー島などのトピがあるものの、ライレイ(プラナン)に関するトピがなかった ので、クライミングのカテに新規作成しました。 今後は、各既存掲示板から記事を拾ってきたり、インターネット上に散らばっている 情報を収集する場所にしたいと思いますので、ご利用・ご協力をお持ちしています。 というわけで、ここ(ACML?の関連情報はこここまでにしたいと思いますが、最後 に一言だけ… あきらめるのは、まだ早い(かも)^^
2004.10.19ペルー情報 永岡@無所属です。 今年もペルーのブランカ山塊に遊びに行ってきました。 今年は例年になく天気が悪かったようで敗退している人が多かったようです。 自分も敗退を繰り返し、なんとかオクシャパルカを一本登ってくるのがやっとでし た。 4ヶ月ほど滞在して(5月下旬〜九月上旬)連続した好天がほんの数回しかなかった と思います。 いた山域によりますが午後からの降雪が多かったです。 ここ数年で氷河の後退によりルートの状況がかなり変化しており、古いガイドブック (シャーマン著)のグレードは当てにならないようです。 去年に新しいガイドブック 「Classic Climbing of Cordillera Blanca Peru by Brad Johnson」 が出ており、ルート数は少ないですがかなり丁寧に解説してあります。 またペルーでは現在一部の山域で入山料(通行料?)をとられる以外は自由に山に入 れますが、ペルーのガイド協会のガイドを伴わないと入山できない規制を検討してい ると聞きました。 現在は検討中だそうですがそうなったらかなり費用のかかる山域になってしまいそう です。 (現状でかかる費用はバス代、タクシー代とロバ代程度で自力で荷揚げをすれば一山 100ドル以下で十分登れます。) 手軽に6000M峰に登れるすばらしい山域でしたが来年以降は注意が必要かもしれ ません。 (ちなみにガイドは80〜120ドル/日が相場で一週間拘束すれば500〜800 ドル近い出費になります。) 貧乏人にはしんどい話ですね、、、 永岡 朋和
2004.08.01アメリカの山地図 川上@MSCC 蛇足ながら、アメリカの山地図事情をHPに載せてます。 ★ http://homepage2.nifty.com/mscc/michigan6/michigan6.htm 初めて、アメリカに行く方には良いかと思います。参考までにご覧下さい。
2004.08.01ヨセミテ 渋谷@バケットクラブです。 6月22日から約一ヶ月間ヨセミテに滞在しましたので、情報をお知らせします。 キャンプ4   ・受付時に宿泊者全員のパスポートの提示を求められます。   ・クライマーは少なく、空きのサイトもありました。ただ、週末はキャンパーが 来ます。   ・私の隣に張ったテントが深夜熊に襲われました。パンの食べ残しをテントに置 いて    いたそうです。 山火事    7月20日現在下火になりましたが、バレー内は午前中煙が滞留しています。    グレッシャーポイントからの展望は、煙のため台無しでした。 その他    ・バレー内では、スピード違反の取り締まりが厳しくなっています。    ・ヘルメットを使用するクライマーが増えています。    ・ヨセミテ滝は8月初めには涸れてしましそうです。    ・エルキャピタンの壁に取り付いているクライマーは、まだそれほど多くあり ません。 簡単な情報ですが、キャンプ場の受付時にパスポートの提示が必要ですのでご注意下 さい。以下の私のHPでも情報を載せています。   ★ http://www014.upp.so-net.ne.jp/bucket/index.htm
2003.12.24マッキンリー  6月にマッキンリーに登ってきました。通常ルートからなので、アルパインクライ ミングという雰囲気ではないのですが、行かれる方が多いと思いますので、情報提供させて 頂きます。 ・好天の場合でも、3400m以下は霧に覆われていることが多いようです。しか  し、ルート上には標識竹が短い間隔で立てられており、ルートファインディングの問題はありま  せんでした。 ・同様に、フットボールフィールドにも標識竹がたくさんあり、ルートを見失う危険はかなり  軽減されていました。それより上部は、標識が減ります。 ・ハイキャンプからデナリパスへのトラバース道には、今年からだそうですが、およ  そ30mおきに支点が接地されています(スノーバーのようなものです)。これにランニング  をとりながらコンテで行動すると、滑落の危険は小さくなります(昨年は6件の滑落があった  とのこと)。ただ、吹雪のあとは、スリングを掘り出さないといけません。 ・CB無線での天気予報は、ベイスンキャンプが見通せるところからでないと、聞こ  えません。ハイキャンプでは、テントが張られているあたりからでは聞こえないので、ベイスン  キャンプ側へ少し移動して、聞かなければなりません。 ・CMC(携帯トイレ)を使う時には、中にビニールを敷く必要がありません。その  ままで良いそうです。  私達は6月20日に登頂しましたが、あまり天気がよくなかったせいか、この日の 登頂者は全て日本人でした。  杉並労山  小野
2002.07.27  マッターホルン閉鎖 G登攀の鈴木です。 先日までヨーロッパにいっておりました。 マッターホルンが閉鎖になったときも、ツェルマットに居たのですが、 どうも、閉鎖の4日後ぐらいには再びOpenになったようです。スイス のガイドがルートを作り直したと伝え聞きました。きちんと確認を取っ たワケではありませんので、参考程度にしていただければ幸いです。 また、今年のヨーロッパは暑すぎでした。6月後半時点でシャモニ周 辺の氷雪系のルートはほぼ登攀不可能でした。マッターホルンの北 壁も7月の始めに登ったのですが、下部氷壁の半分、まるまる7pが 脆い岩と一部ドロ壁、という最悪の状態でした。 それにしても、マッターホルンの岩は脆いですね・・・。
こんにちは。先日一報を流した安藤です。昨日帰国しました。 マッターホルンは、崩落があった次の週末にオープンしていました。 崩れた箇所にはフィックスが張られたりペイントがあったりしていました。 ただ、オープン直後の21日に前線が通過した際、一帯が大荒れとなり、 ツェルマット周辺で何人かの方が雷に打たれて亡くなり、あるいは行方不 明になったそうです。ヘルンリ稜も22日は歩き出して1時間でアイゼン を着けなければならない始末でした。翌日には雪はおおむね溶けていまし たが、この週はずっと天候が不安定で、ガイドがお客を登頂させられた日 はほとんどなかったようです。


2002.07.16  マッターホルン閉鎖 こんにちは。安藤と申します。 このMLでマッターホルンの一般ルートに行かれる方はあまりいないと思いますが、念 のための情報提供です。ヘルンリ稜で今日、崩落があり、このルートが閉鎖されたそ うです。 情報源はこちら。 ★  http://www.swissinfo.org/sen/swissinfo.html?siteSect=105&sid=4039782 マッターホルン登山を計画されている方は、ご注意下さい。


2002.07.08  フランス/シャモニ 梅田浩生 シャモニーへ13日間行って来ました  今年も天気悪く好天は長続きしませんでした 私はダンデイジュアン と 赤い針峰群のチャペルで終わり、 仲間もプス南壁で終わり寂しい山 行でした。  シャモニー事情も変わって来ました、氷壁ルートは、氷河の後退でほとんど登れません, モンブ ランタキュールも クレパスに下りダブルアックスで登りなをすと言状況です、神田氏のお話ですと、 今後氷壁ルートはだめだろうと、言ことです。 ★  ツールロンド北壁


2002.09.15  ネパール・パルチャモ峰 秋田@彷徨倶楽部です。 年末年始にかけてネパール・パルチャモ峰に行ってきました。 2002年から新たに15山がトレッキング・ピークに移行された ことはご存知の方も多いと思いますが、9月19日からNMA の許可峰も250$のゴミ供託金が必要となりました。 私達はコスモ・トレックを利用したので、コスモが供託金を立 て替えてくれましたが、利用するエージェントによっては、供 託金の用意が必要となるかもしれません。 最新情報の提供が可能です。 ご質問のある方は下記個人メールまでお問い合わせ下さい。 秋田:marumeno@yahoo.co.jp


2002.09.15  メールドグラスからドリュ/ベルト針峰などへ行かれる方へ シャルプーア小屋への道についての情報です。「2082m地点を通過して行く」と書かれているガイドが 多いようですが、現在この道は廃道同然で非常に悪いです。 氷河のもっと下流から取り付く新道ができています(花が美しいです)。新しい地図を買うと、ちゃん と新道に書き直されています。 クーベルクール小屋へも同じ道から行けます。 なお、夏期、シャルプーア小屋には管理人がおり、食事もできます。                             おの@杉並労山
2001.12.04  ネパールのマオイスト どうも。京葉山の会の小河原です。堤さん、デナリではお世話になりました。 ネパールの最近の状況を僕の知っている範囲で補足します。 最近のマオイストの破壊活動は、4ヶ月間にわたる政府との交渉が決裂したことが その原因です。そのため、事態の沈静化は、再び両者が交渉のテーブルに着くまで待 たなくてはいけません。 僕は寡聞にしてトレッカー/登山隊がマオイストの襲撃を受けたという話は知りませ んが、交通機関に対する破壊活動によって身動きがとれなくなる、また巻き添えを食っ て負傷する、等はあるかもしれません。カトマンズは普通の生活ですが、警察と軍隊 が厳重にパトロールしています。夜間は検問もしていました。 山に関しては、今年はとても雪が多く、登山隊は少なく(エベレストが0隊)、その 割に事故が多いとのことでした。また、テロの影響によると思われる今年のトレッカー の激減に対する策として、ネパール政府は新たに約65のピークをオープンする計画 を持っているようです(現地紙による)。なお、現在JAC東海支部がローツェ南壁 を登山中です。
2001.09.16  ヨセミテ 増田@YCCです。 私も7日から出かけるんですが、これからヨセミテへ出発する方に現地情報の 速報です。 1日に帰国されて時差ぼけ真っ最中の渋谷正利さんを叩き起こして情報をいた だきました。 近々詳しい情報をアップして下さるそうです。 1)熊の被害続出   今年は特に熊の活動が活発で、すでに熊に襲われて3人の死者が出ている   そうです(今まで死者までは聞いたことがありません)。   キャンプ4では夜になるとレインジャーがフードロッカーの施錠状態を点   検しているが、車の中やキャンプ場内テント内に絶対に食べ物を放置しな   いこと(すべてフードロッカーに収納し施錠すること、皿や鍋など食べ物   のにおいの付いたものも、歯磨や化粧品など食べ物に似たにおいのするも   のも)。   夜テントの脇で熊の鼻息が聞こえたそうです、いつものことですが。   襲われる危険があるのでエルキャップなど岩場の取付や頂上でビバークし   ないこと。   クライマーは頂上ビバークを避けるため、たとえ抜けられても壁の中でビ   バークし、朝終了して明るいうちにキャンプに戻ってきている。 2)今年は水が乏しい。   ほとんどの滝が水が落ちておらず、例年より一ヶ月はやく水が消えてい   る。   ハーフドーム取付の泉も8月中に枯れたので水はかつぎ上げのこと。 3)山火事   以前にもありましたが、大規模な山火事が遠くで起きており、煙が流れて   くるため風のない午前中はヨセミテバレー全体が煙っており、遠くの山が   見えない状態(私の経験では喉と目をやられるので注意)。 4)今年は涼しい   8月下旬から肌寒い日が多くなった。 5)今年は空いている。   不景気のせいかバレー全体に観光客、クライマーとも少ない。   いつも満車だったスーパーの駐車場もガラガラですぐ止められる。   キャンプ場の日数制限も甘く、更新にいってもなにも言われないどころか   日曜になるとキャンプ4のキオスクの後ろでレンジャーがコーヒーをふる   まって、情報交換やパートナー探しを手伝っている。 6)カフェテリア   ヨセミテロッジのカフェテリア(食べ放題だったところ)は現在セットメ   ニューのみとなっており$15くらいかかる。   カリービレッジの方を勧める。 というところです。 ではヨセミテに行かれる方、向こうでお会いしましょう。 当方ハンサムな独身です。
2001.09.16  ヨセミテ 渋谷です。 YCC増田さん、情報投稿有難うございました。 ようやく、時差ぼけも回復しましたので内容が重複しない程度にお伝えします。 1)キャンプ4   週末以外空いています。そのせいか、長期滞在も大目に   見ているようで す。松本から来た友人は、同じサイトに同じ テントを同じ場所に一ヶ月半も張っていました。 私はレインジャーに脅えながらサイトを変えたり、フライを はずした り、涙ぐましい努力で二ヶ月間を過ごしましたが、  最後は大胆にレンジャーに 挨拶したりしてました。今年は 新人女性レンジャーが多く、初々しくてとっても素敵でした。 また、ディーン・ポッターが隣のサイトでした。ポッターと 彼女には、 ローヤルアーチルートの取り付きでそのクライ ミングを見せてもらいました が、彼は上半身裸、チョーク バックとシューズのみで同ルートをあっと言う まに登って ゆきました。 2)マウンテンショップのクライミングギア 8/20頃入荷しました。ペツルのルベルソー($22.95) も入りまし たがTAXいれると日本で買うのと大差ありま せん。マンモスレイクのギア ショップの方が安かった($ 21)です。また、ダブル用の8mmロープは置 いてありま せん。以前から比べると品揃えは悪くなっているように思 えます。 3)日本人クライマー 10月まで滞在するクライマーが2〜3人います。最新情 報は彼らから 得られるでしょう。 4)天候 快晴の日が続いていますが、時より寒い日が来ます。朝 晩羽毛服を着て いる人もいます。その脇で、タンクトップ、  短パンの人もいますが。 5)トゥーラミ 人気ルート以外空いています。ただ、雷雨による土砂崩 れにより、二度 ほどクローズになりましたので、天候には 注意が必要です。早々と秋の気配 です。 6)カフェテリア > ヨセミテロッジのカフェテリア(食べ放題だったところ)は現在セットメニューの みとなっており$15くらいかかる。 > カリービレッジの方を勧める。 この情報は私の時差ぼけによる朦朧とした頭で増田 さんにお話してしまったもので、いかが正確な情報です。 ヨセミテロッジ内の食べ放題のレストランはカフェテリアと は別にあ り、ステージ奥の高級レストラン(ビール、メイ ン 、デザートで$30くら い)の隣にあったものです。閉鎖 されています。カリービレッジの食べ放題 は健在です。シ ニアーだと$10ちょっとです。 7)蚊 8月に入り蚊は出なくなりました。ただ、肉汁に群がる蜂 にはまいりま した。調理中のフライパンや鍋に突撃 して きますので、油断すると蜂も一 緒に食べることになります。 これからヨセミテに行かれる方の参考になれば幸いです。 増田さん、楽しんで下さい。ゾディアックはいつも誰か取り付いていました。 瀧口さん、ライフルにバッフェは有るのかな。10月小川山で待っています。
2001.08.24  スイスのインターネット環境 三浦さん、横レス失礼します。 ぶなの会の方々とは、アイスや沢でよく出会うのですが、 今回もツエルマットの同じ宿で、お二人の女性の方と出会いました。 ぶなの会の方は天候に恵まれなかったようですが、当方は 天気の周期に恵まれてマッターホルンに登れました。 なお、ツエルマットには、5つ星ホテルの少し手前に、 インターネットバーがあり、ビール飲みながら、使えます。 5SFR(350円)で20分。 グリンデルワイドのインフォメーションセンターのPCは 遅くて使い物になりませんが、少し先の写真屋さんに、 快適に使えるPCがあります。1時間で10SFRくらいでした。 チューリッヒの空港には、無料のPCが5台並んでいました。 場所はスイスエアーのフランクフルト行きの便の出るロビーです。 杉@韮崎 白鳳会
2001.05.15  ヨセミテ 今年も長期でアメリカへと考えているプアクライマーへ。 Camp4はday/Per5ドルになりました。(01.2〜) ロッジのカフェは近日改装オープン。 シャワーは事実上ただで入れます。(カリー二ヶ所、ハウスキーピング一ヶ所) その他ルート等の最新情報は ★ http://www.deja.com あたりのメールニュースをみるのがいいかも。アメリカのクライミングばっかですが。 では。                                  
2000.11.20 (増田@YCC) ヒマラヤ帰国報告 ネパールから帰ってきました。ゲホゲホ。 ちょっとした風邪かな?と思っていたのが標高が上がるに連れてどんどん悪化 し、気管支炎になってしまったようで、標高5700mあたりで咳が止まらなく なったので諦めて下山しました。 エベレスト街道は、まあ、むっちゃ混んでましたね〜。 お盆の北アルプス並です。山道は行列、ロッジは満員、ポーターも人手不足で雇 うのが大変。すれちがう時ヤクに跳ね飛ばされて谷底に落ちた人もいました。 時期をずらすかもっと人の入らない山域に行くか考えたほうがいいですよ。 アイランドピークはベースに20張ほど、ハイキャンプにも7張ほどテントがあ り、キッチンボーイがベースから食事やお茶の出前をしていました(両手に大き なヤカンや魔法瓶を持ってハイキャンプまで20分ほどで駆け上がって行ってまし た)。 雪壁はすでに階段でした。ガレ場にはしっかりケルンが積まれて「登山道」と化 していました。 冬山行ったことがない人あり、はじめてアイゼン買ってまだ靴に着けたことがな い人あり、70代の御老体あり、ベースキャンプでロープの結び方やフィックス ロープの登り方の講習会をするパーティあり。ベースまでたどりつけず酸素すっ て敗退するパーティあり。 地の果て「ヒマラヤ」を求めて行くとがっかりすることうけあいです。 登れなかったくせにこういうのも何ですが、まあ、真っ当なクライマーが行くと ころじゃありませんでしたね。 有名人には結構会えましたよ。 エベレスト16時間登頂のバプチリシェルパやら再来年70歳でエベレスト登頂を 企てているという三浦雄一郎氏にも会えました。 そういえば志子田さんはどうしてるのかな? ネパールではとうとう会えなかったけど無事かしらん? いまごろお星様になっちゃってたりして。 2000.9.12 (hideo ishiguro )  モンブラン山群報告 今年の7月下旬から8月上旬のモンブラン山群は天候が 悪く買い物ツア-となってしまいました。晴れ間に登ってきました。 1)Tour Ronde 3792m 南東稜 2)Petite Aigulle Verte 3508m ノーマルルート 3)Mont Blanc du Tacul 4218m ノーマルルート 4)Pic Adolphe rey voie Saiiuard 3535m 10pあまり 5)Geva 6a〜7a+        6p  6)Punk not dead 5c〜6b  5p 7)Indiana Jaune(下部)〜Vade retro Satanas (上部)    6a〜6b+ 6p       6c〜7a 4p 1)〜3)は単独 4)〜7)はシャモニ-のガイドにひっぱってもらう 5)〜7)スポ−ツクライミング?Michel Piola のLe Calcaire en Folie                                       TomeU に掲載されている。シャモニ-が雨でも登れる可能性あり。スイスよりで石灰岩の垂壁か ら前傾のよく整備されたルートがたくさんある。2時間から2時間半くらい。車でないと 不便 7)は****でした。 Dryuのアメリカンダイレクトは天候が安定すれば可能です。     ボナッティル−トは崩壊後もガイドをしたことがあるとのことでした。(ボ ナッティル−トは今年の夏は登れそうにありませんでしたが) Dryuの事前の情報ありがとうございました。
1999.7.16 (かしまの会/名塚)  シャモニ情報  ★  シャモニ情報
1999.6.17 (石原) ヨセミテ  ヨセミテでまた、落盤があったようですね。  ★ http://www.sjmercury.com/local/center/yosemite_rockslide061599.htm
1999.1.7 (YCC/増田)  ヨセミテ  今年もヨセミテに行かれる方がいらっしゃると思いますが、いろいろと動きがあったようです。  Rock&Ice#89の記事によるとキャンプ4の問題はよい方向に(クライマーにとって)向かっているようですが、 なんとハイウエイ#140と#41の道路工事によりいくつかの有名なフリークライミングエリアが2000年秋まで閉鎖 になったようです。  閉鎖されたエリアには、クッキークリフ、アーチロック、エレファントロック、ロストラムが含まれ、さらにリ ーズピナクルも来春から閉鎖されるようです。  一応、週末だけは解放されるようですが、来年ヨセミテでフリーを計画している方はアクセスの道路状況も含め 充分に情報収集をして行ってください。
1998.6.4 (無所属@横山めぐみ)  フランス/シャモニ  昨年夏、モンブランに登りにシャモニ、ツェルマットに行ってきました。フランス山岳会の手続きは、シャモ ニの駅からのメインストリートを2.3分歩いて、左側のログハウス風の小さな建物でClub alpin f rancaisの手続きができます。1年間有効で料金はたしか円に換算して7〜8,000位だったと思いま す。ガイドの話では、この料金の中に遭難対策の保険の費用も入っていると言っていましたが、定かではありま せん。  EPIガスカートリッジは売っていなかったので、メーカーは忘れましたがグレー色のカートリッジにEPIのノ ズルを付けて使用しました。私のノズルはイマイチ火力が弱かったですが、他の人のEPIのノズルはちゃんと 使えました。何か相性でもあるのでしょうか。  それとシャモニの駅前のパン屋さんの巨大ハンバーガー型サンドイッチはボリューム満点でおいしいですよ。 ただし、売っている個数が少ない。後、ザックなど山用品は日本よりずっと安いです。フラットソールも安いで すが、サイズが合えばお買い得。  バスターミナルのすぐそば、ガイド協会?の前の掲示板に当日の天気図が貼り出されます。
1998.5.19 (瀧口)  ヨセミテ  連休中にヨセミテへ遊びに行ってきましたので現在の情報を流します。  マイカー規制はまったくなく入場料は20ドルです。キャンプ4はまったく問題ありません。平日は空きがありま すが週末は満杯でした。公園内のマウンテンショップは品揃え豊富でした。(去年はこの時期まだ少なかったのです が)積雪は去年より多くハーフドームに取り付くにはアックスが必要そうでしたしエルキャップも融雪が滴っていて 濡れてるルートが多かったです。(2/3くらいが一部は濡れている?)今年は南東壁のワシの巣による規制はなくど こでも登れるようです。
1998.5.19 (好山会/金子)  ネパールヒマラヤのランタンリルン山  ネパールヒマラヤのランタンリルン山(Langtang Lirung)に行ってきました。八合目くらい(6300m)くらいで中退と いう結果でしたが、楽しかったです。(でも疲れた…)。ルートは南東稜でした。 ・大体の行動 (日にちの概念が途中でなくなってしまった)  3/8 出国  3/10 キャラバン開始 (ランタン谷)  3/18 BC 建設 (キャンジンカルカの奥)  3月末 ABC 建設 (4,800m)  4月頭 C1 建設 (5,500m)  4/15頃 C2 建設 (6,100m)  4/20 撤退決定  4/23 BC 撤収  4/25 カトマンズ着  5/3 帰国  今春のネパールは天気が悪く。「午前中晴れて、午後は雪」な天気でした。ずっと悪かったとのことで、他の山で は雪崩遭難もありました。世界的な異常気象の一環かもしれません。(なんだっけ? ペルー沖の海水温度の上がるや つ)ネパールでは、今年と来年「Visit Nepal '98」というキャンペーンをやっています。登山関係でかかる費用がち ょっとお特になっているようです。 ----------(くだらない情報)----------  登攀具は、カトマンズで大抵のものは揃うし、値段も安い。遠征へのビデオカメラの持ち込みは、登山料とかとは 別に 1,000 US$ 必要。現在 1 US$ = 60 Lupeeくらい。円は対ドル為替レートの通り。カトマンズでEPIのボンベにガ スを充填できますが、燃えは今一。
1998.2 (山登魂/永岡朋和) カナダ/アイスクライミング情報  今回私はカナダに2ヶ月程、アイスクライミングのツアーに行ってきましたので、その時に確認した氷結情報、 記録などを送らせていただきます。 ルート状況及び気がついた点    カナダの氷瀑はルートグレード(クライミング全体の困難度:アプローチ、雪崩の危険度)とピッチグレードで 評価するシステムを使用しています。私の感覚ではWIグレードは日本のグレードより半分ぐらい難しい気がしま す。(WI4=W+ぐらい)  ただし氷は状況によって大きくグレードが変化するので、目安ぐらいに考えて下さい。テクニック的にはグレー ドが上がるほど「プラスチック」と表現されるもろい氷が多くなり、アックスを引っかけただけで登る「フックム ーブ」と言われる困難なムーブが多くなります。  このような氷では、アックステンションが危険であり使用しない方が安全でしょう。近年主流になりつつあるB Dやシャルレ、グリベルのクロモリスクリューなら片手でセットすることが可能なので、こちらのルートを登りに くるつもりなら4〜5本はその手のスクリューを持参するか購入すべきでしょう。  スクリューはバンフ、ジャスパー、カルガリーで購入できますが、品切れもよくあるので注意が必要です。(一 本 50C$ぐらい)  また、ガスカートリッジはキャンピングガス以外入手不可能なのでガソリンバーナーを使用するのがベストでし ょう。レンタカーについては、クレジットカードさえ持っていれば簡単に借りられます。バンフで借りるよりもカ ルガリーやバンクーバーで借りた方が安くできるようです。  宿泊についても一部のユースは年末年始などは予約が必要ですが、たいていは飛び込みで大丈夫なようです。ラ ンパートクリークについては、3月ぐらいがピークのようで最高35人もの人間が宿泊したこともあるそうです。 (私がいた時期は週末以外ほとんど宿泊客はなかった。週末も多くて10人程だった。)  ルート全体の適期は今年はこんな状態でした。(ルート名の片仮名は適当なので間違っていても気にしないでく ださい。かえって英語で書くと読み難いもので..) <バンフ周辺>  12月からクライミング可能ターミネーターもしっかり凍ってました。ただし、気温が上がると各ルートの状況 はかなり悪くなるようです。 <フィールド周辺>  12月からクライミング可能かなり安定して時期いっぱい登れるそうです。ただし雪崩には注意が必要。 <ランパートクリーク周辺>  マウントウィルソン周辺は3月までほとんどが登れません。(私のいたときもアイスナインを始め全部つながり ませんでした。)ウェーピングウオールやポーラサーカスは12月から登れるそうです。 <コロンビアアイスフィールド>  ボーダーラインも今年はばっちり凍っていたので、条件は十分でしょう。スリップストリームも安全性から考え ると3〜4月の方がいいようです。カーテンコールは2月ではヒョロヒョロの氷柱でした。 クライマーの皆さん、ボーダーライン第二登のチャンスです!!
1997.10.30 (京都山の会/村西博次) アルプル岩壁崩壊の続報 ・ 「世紀末なのか?!、、、モンブラン山群のイタリア側プトレイの黒針峰(エギーユ、ヌワール)の南面フェ  ースが崩壊した!、、、高所ガイド、ジャンポール、ゲーデ氏によると、、、マイクロバスぐらいのでっかい岩  が頂上から下へ落っこちていったよ、すさまじい、、、と言うことで、モンズィーノ小屋へ行くときは注意。 ・ 続いてドリュ西壁崩壊の続報。先月号でもお伝えしたドリュ西壁が再度崩壊した。、、、不安定だった9月17,  18日に崩れた崩壊部分の周囲がさらに9月28日に崩れ落ちた、、この周辺を地質調査しているイタリア人技師、  マッシモ、パスカロート氏によれば最近の気象変化によってこの周辺の岩の状況が変わり、、、、」 ・ 幸い、、、崩壊記事はこの2ケ所だけでした。では、また。(^_^) 1997.10.30 (川崎労山/宝木) フランス/ドリュ針峰の崩壊 ・ 本日、知り合いのフランス人ガイドから手紙が届き、DRUSの中腹で岩場の大きな崩壊があったようです。  手紙に同封された、新聞の記事の見出しには、Des voies mysthiques ont disparu,entre le pilier Bonatti  et la "directissime americaine"とありまして、かなり様子が変わってしまったようです。 ・ また、"GIGANTESQUE EFFONDREMENT DANS LES DRUS"(ドリュでの巨大な崩壊)という見出しが写真と一緒  に掲 載されていて、見た目にも以前とは様子が変わっています。 ・ まだ記事はくわしく読んでませんが、有名なルートのかなりの部分が無くなってしまったようです。  手紙にはIt's really incredible.とありました。 ・ シャモニーから最近戻ってきた方から、電話連絡をいただき、ドリュの中腹が崩壊したという話は聞いてお  りましたがこれほどの規模とは思っていませんでした。 ・ さらにくわしい情報が入りましたら、又メイルします。
1997.10.30 (京都山の会/村西博次) フランス/ドリュ針峰の崩壊  へえ〜、と思ってちょうどエアーで来たところのMontagnes Magazine 11月号をぱらぱらめくっていると、 その記事が載っていました。ちょっと、要約して一部ご紹介しますね。 ・ ドリュ西壁の刷新/幅50m、縦80m、奥行5mの崩壊 ・ 「 、、、正面の顔の塗り替えなのか、現存ルートの刷新なのか、秋のカンナ削りなのか。9月17日夜から  18日に掛けて巨大な大崩壊という形でドリュは自ら整形を施した、、、ま、初めてと言うわけではないが、す  ぐ横でビヴァークしていたジェローム・ベレッティは、その時の様子を語り、、、 、、、ディレッティシム  ・アメリカーンとボナッティ・ルートの間の多くのルート(デスティヴェル、バタール、トーマス・グロス、  ディレッティスィム・フランセーズ、ディレッティシム・アメリカーンなどが傷んだ、、、しかし、断裂部分  は、、、面白そうな様相をしている。開拓を誰が行うだろうか、、、今のところ、断裂して出来たルーフはま  だまだ不安定な様子である。ある人に言わすと、剥離した部分のフェースの内側を登れそうだ、とのことだが  、、、当分は慎重に。、、、」 ・ 断片的な訳ですが、まあ、感じは分かってもらえるとおもいます。 ・ 壁の高度位置的には中間より上あたり、ちょうど西壁の中央のルンゼが垂直にきつく深くなったあたりのす  ぐ右側、南西稜ボナッティルート側の垂壁が一部分剥離したように崩壊していることが写真でわかりますね。 ・ なお、ダイレクト・アメリカーンやボナッティ稜(南西稜)は全く無傷のようです。
1997.7.30 (京都岳人クラブ/JACーTOKAI/山田良二) K2からの登頂報告メールを転載します。 ご無沙汰しております。 有持様 お元気ですか?  今年のカラコルムは天気がよく、多くのパーティが成功を納めたようです。もっとも事故がなかったわけでは、 ありませんが・・・。  私達の成果としては、7月18日に田辺・鈴木・中川がに登頂、7月20日悪天による2次アタック失敗の後、 7月28日に滝根・中島・小林・山田・シェルパ4名が登頂に成功しました。ルートは西稜(早稲田ルート)〜 西壁上部〜北西稜のコル〜頂上です。  ちなみにアブルツィ稜を予定したパキスタンチームはキャンセル、南南東リブを目指したスペインチームは断 念でした。  K2はでかい山でした。  頂上アタックは緊張しましたし、感動もありましたが、私にはパーティ単位のクライミングの方が性にあって いるようです。パキスタンには魅力的な峰が多いのですが私の実力と環境ではなかなか・・・。G4、トランゴ、 ラトック、ウリビアホ、etc。  8月下旬に帰国しますので9月よりまた、メーリングリストに復活していただければ幸いです。帰国が登録メ ールを送った方がよろしければそうしますが。 以上、宜しくお願いします。 7月30日 ベースキャンプにて  山田 良二 -- jtke'97
1997.7.11 (石渡 義之) シャモニーの情報 ・ 6月中は天気が悪くエギュー ・ド・コスミック西面がまっ白になる程。 ・ 7/7頃から晴天が続きグーテ小屋からはしっかりとトレイルが出来ましたが、 ・ 7/11モンブラン・ド・タキュル〜モンブランはトレイルがなく腰までのラッセルです、あと1週間程で  できるでしょう。

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