懸垂下降支点 |
先日の連休で一の倉に私も行ったのですが、南稜の下降で懸垂支点にせっかっく残置 したカラビナが翌日行ったら盗まれていたのはショックでした。場所は南稜のチムニ ー上の支点です。ロープ同士で引き合うのはあまりよくないと思いせっかく提供した のに残念です。
以前このメイリングリストでルート整備の話がでてましたが、せめてみんなが使う頻 度のたかい懸垂支点だけはちゃんとした整備が必要かなと思います。
小野寺@札幌登攀倶楽部です。
カラビナは高価なのでアルミのリング¥300程をいつも持参してスリングも新たにして 残置してはどうですかね。最近復活?(札幌だけかも)したのか山の店にも置きだしました。 冬の登攀には必携ではないでしょうか?傾斜が緩んだブッシュ帯に抜け、懸垂で降りる時、 結構雪の中にザイルが食い込み回収がままならないことがありますから。
永岡@山登魂です。
せっかく寄付されたのに残念でしたね..
私はどっちかっちゅーと残置やおっこちてるスリングやカラビナはもらってちゃう方 です。 当然懸垂支点の残置なんかは手をつけませんが...
ルートによっては古いカラビナ一枚が懸垂支点なんかに残置されていて使うべきか逆 に迷う場合が有ります。
懸垂支点の整備には個人的にはラペルリングのほうが良いのではと思うのですが.. 谷川なんかだと訳の判らない懸垂支点なんかが結構多い気がします。
こういった物を整備する場合どういった方法が最善なんでしょうか? 近年ではアメリカントライアングル(要するにあるだけの支点にぐるっとテープを通 して 結ぶ支点の作成方)は危険だとの指摘も聞きましたが、多くのアルパインクライマー の 方々はどう考えられているのでしょうか??
一度著名な方々やさまざまな山岳会としての意見を聞きたいのですが...
有持です。
私の場合は、アメリカントライアングルの場合でも、自分で確認してみて安全で あればそのまま使用しています。
残置支点が不安定な設置をされていれば、長いシュリンゲで流動分散したり、 支点を追加したりしています。
残置のカラビナについては、よほど古いものでなければ破壊する事はないと 思いますが、やはり気分的に良くないので私は使用しないようにしています。
残置でもステンレス製の環付のような丈夫なものでしたらい使うこともありま す。
城山のエキスカンションのビレーポイントは、しっかりしたボルトと鎖と鉄リン グがセットされていて一見安全そうに見えますが、2本のボルトの間は鎖がリ ング状になっておらず、1本の鎖だけで連結されており、その間に鉄リングを 通してあります。
と言うことは、ボルトが1本抜けたり、鎖が腐食して切断された場合には、 鉄リングが外れてしまうことになります。
かなり丈夫そうなボルトと鎖なので、破断する事はまずないとは思います が、100%ないとは言い切れません。
ボランティアで設置したものだと思いますが、これではせっかく設置してあ っても安心して使用する事はできませんね。
下降の際には、シュリンゲで補強したのは言うまでもありません。