ビーナスラインにシャトルバス7月試行 夏の渋滞対策
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全線無料化されたビーナスラインの夏の渋滞対策として、試験的に霧ケ峰高原にシャ
トルバスを走らせることが二十二日、諏訪市役所で開いた諏訪地域政策会議で決まっ
た。県の「地域づくり総合支援事業」の補助対象となる。
運行日は、昨年最も交通量が多かった七月二十日(海の日)と二十一日の二日間。
ルートは、諏訪市の強清水から諏訪郡下諏訪町の八島までとなる見通しで、二日間で
バス五台による三十往復程度を計画している。事業費は百三十四万円。地元の旅館組
合やバス会社などでつくる実行委員会が事業主体となる。
下諏訪町によると、八島には百台分の駐車場があるが、夏の混雑時には路上駐車が続
出。増設も難しいという。霧ケ峰の場合、上高地などと違いいくつものルートがあ
り、完全なマイカー規制は困難。シャトルバスの効果がどの程度か調査する。
県の地域づくり総合支援事業は、昨年までの豪雪地帯振興事業、過疎地域自立促進モ
デル事業など十一の補助事業を廃止・統合してスタートした。会議では、市町村長か
ら「昨年までの補助を県が出さなくなることを、まだ了解していない」「北信地方の
豪雪地帯には苦しい制度だ」など、事業そのものに対して厳しい意見が出た。このほ
か、道路周辺の緑化やミニ公園整備など景観形成推進事業、マツタケなど菌類発生環
境整備など二十一事業を採択した。(5月23日 信濃毎日新聞)
ACHP編集部
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