寒さ緩むも気は緩めずに保守作業…立山ロープウエー

運転再開へ向け保守点検に当たる越冬班作業員(立山ロープウエーの大観峰駅付近
で)

北アルプス・立山を貫く立山黒部アルペンルートにある「立山ロープウエー」(富山
県立山町)で、4月20日の営業運転再開に向け、越冬班による保守作業が続けられ
ている。

ロープウエーは、黒部湖を見渡す大観峰(標高2316メートル)と、湖畔近くの黒
部平(同1828メートル)の間の1・7キロを結ぶ。12月からの冬季休業中も、
運行会社の社員が4人ずつ交代で保守を続ける。ロープに付いた雪を落とすため、ゴ
ンドラを毎日往復させるほか、ゴンドラの上で命綱を付けての点検作業もある。「風
が強いので、慣れていても怖いですよ」と、越冬班の稲坂靖春さん(27)(富山
市)。この時期、日中でも氷点下10度以下となる日もしばしばだが、ここ数日は緩
み、氷点下1度前後。春の兆しを感じさせている。

(2月26日11:51 Yomiuri On-Line)

ACHP編集部

★ お知らせへ戻る ★ INDEXへ戻る