次世代一次電池 ニッケル乾電池
東芝電池株式会社から発売
〜デジタルカメラでアルカリ乾電池に比べ約5倍長持ち〜
寒冷時のデジカメ等高出力を必要とする機器用の電池です。
LEDヘッドランプ等の低出力のものには不向きとのこと。
東芝電池株式会社(本社:東京都品川区、社長:鈴鹿 芳朗、資本金105億400
万円)は、アルカリ乾電池に次ぐ画期的な<次世代一次電池>ニッケル乾電池「Gi
gaEnergy」を、2002年3月より全国一斉発売します。 ニッケル乾電池
「GigaEnergy」は、デジタルカメラなど高出力を要求するデジタル機器で
の使用において、これまでのアルカリ乾電池では困難であった高出力特性を発揮する
全く新しい一次電池です。
現在、通信インフラの急速な進展を背景に、いつでも、どこでも大容量データを扱え
る本格的モバイル時代に入りつつあり、デジタルカメラの普及をはじめ各種デジタル
機器が次々に登場しています。これらデジタル機器の心臓部として欠くことのできな
いものが、高出力パルス放電特性に優れた電池です。
ニッケル乾電池「GigaEnergy」は、長年にわたり培ってきた当社の一次電
池技術と二次電池技術を高次元に融合。正極には、二次電池に使用されているオキシ
水酸化ニッケルを採用し、これに高密度充填、整然とした層状構造の結晶開発及び粒
子表面の改質など独自の設計を取り入れることにより、一次電池として高出力特性を
飛躍的に向上させることに成功。当社アルカリ乾電池に比べ、デジタルカメラでの使
用で約5倍(常温=25℃の場合、東芝製デジタルカメラで約5.2倍/撮影枚数4
19枚)、低温下では約17倍(0℃の場合、東芝製デジタルカメラで約17.3倍
/撮影枚数294枚)の圧倒的な性能アップを実現しました。
また、アルカリ乾電池と同様にシンプルで普遍性の高いインサイドアウト型構造を採
用し、高い生産性と信頼性を確保しました。
ニッケル乾電池「GigaEnergy」の製品概要
製 品 名 称 (分類) 東芝ニッケル乾電池
製 品 形 名 ZR6G (単三形)
希望小売価格(税別) 1個 240円
発売予定時期 2002年 3月 全国一斉発売予定
■ニッケル乾電池「GigaEnergy」の開発経緯
最近登場したデジタル機器の中でも、デジタルカメラは特に高出力特性を要求する
ものにカテゴライズされるものが多くなっています。この領域は既にアルカリ乾電池
の出力特性を越えており、デジタルカメラ・ユーザーを中心に使用電池を高出力特性
に優れた二次電池にシフトする傾向にあります。 しかし一方では、いつでもどこで
も手軽に入手でき、充電する必要がなく、使いたい時にすぐに使える一次電池の優位
性はユーザー誰もが認めるところです。
当社はVOC(お客様の声)調査を通し、「便利な一次電池の優位性をベースにアル
カリ乾電池とは次元の異なる高出力特性を発揮できる電池」こそ時代が求める次世代
型一次電池のコンセプトであると考え、ニッケル乾電池「GigaEnergy」を
開発いたしました。
■ニッケル乾電池「GigaEnergy」の性能=誰もが体感できる性能差!
1.高機能デジタル機器でアルカリ乾電池に比べ圧倒的に優れた高出力特性を発揮
デジタルカメラでの使用では、アルカリ乾電池に比べ約5倍長持ち。
※東芝Allegretto PDR−M60:単三形4個使用での比較。
(GigaEnergyの撮影可能枚数=419枚、当社アルカリ乾電池の撮影可能
枚数=81枚)
試験条件:
LCD常時ON(明るさ最大)、ストロボ常時発光、15秒に1回撮影、常温25℃
での当社アルカリ単三形比。
2.優れた低温特性
低温条件下(0℃)ではデジタルカメラでの使用でアルカリ乾電池に比べ約17倍
長持ち。
※温度以外は上記と同条件で比較。
(GigaEnergyの撮影可能枚数=294枚、当社アルカリ乾電池の撮影可能
枚数=17枚)
■ニッケル乾電池「GigaEnergy」の主要構成材料
正極作用物質=オキシ水酸化ニッケル、負極作用物質=亜鉛、電解液=水酸化カリ
ウム水溶液
※ 公称電圧は1.5Vで単三形乾電池(マンガン乾電池、アルカリ乾電池)と完全
互換
■ニッケル乾電池「GigaEnergy」に採用した先進技術
長年にわたり培ってきた当社の一次電池技術と二次電池技術を高次元で融合。
1. 正極粒子の高密度充填を実現。
2. 正極粒子の結晶を整然とした層状構造とすることにより高利用率を実現。
3. 正極粒子表面の改質によりスムーズな電子の流れを実現。
4. 負極粒子の粒度を最適化し高出力特性と安全性を高いレベルで両立。
これらの当社独自の設計により一次電池として高出力特性を飛躍的に向上させ、デ
ジタルカメラなど高機能デジタル機器での使用において、これまでにないハイパ
フォーマンスを実現。
■ニッケル乾電池「GigaEnergy」の組立構造
リチウム一次電池や二次電池のようなスパイラル構造とせず、アルカリ乾電池と同
様のシンプルで普遍性の高いインサイドアウト型構造を採用。工場生産での高い生産
性と品質安定性を確保すると同時に電池として極めて重要な高い信頼性を実現。
■ニッケル乾電池「GigaEnergy」の製品ラインアップ
1. POP付きシュリンクパック(単三形4本入り)
ユーザー認知を高めるため商品特徴訴求POP付きの棚置き用パッケージを新開
発。
2. ブリスターパック(単三形2本入り・単三形4本入り)
お問合せ先
東芝電池株式会社
〒140−0002 東京都品川区東品川4−10−27
総務部 広報担当
TEL:03−5460−5322 FAX:03−5460−5323
営業推進部 営業企画担当
TEL:03−5460−5324 FAX:03−5460−7590
ACHP編集部
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