塩尻の長野道下り線 デジカメ撮影のオービス設置

県警は、死傷事故が多発し「魔の下り坂」と呼ばれる塩尻市片丘の長野道下り線に県
内の高速道では初めて、デジタルカメラによる速度違反自動監視装置(オービス)を
設置した。

デジタルカメラの撮影だと、画像データは直接、警察に電送され、これまでのフィル
ムカメラに比べ、フィルム回収の手間やフィルム切れによる撮影不能のケースがなく
なり、「見張り機能」は一段とアップ。県警高速隊は事故の抑止効果も期待してい
る。

オービスは、その下を通過する車両の速度を自動計測し、制限速度を超えた車のみ赤
外線撮影して、速度とともに記録する。県内の高速道にこれまで設置された五カ所は
全てフィルム式だった。

デジタルカメラのオービスを設置したのは、長野道下り線の岡谷ジャンクションから
一一・八キロ付近。直線の緩やかな下り坂で、一キロ余り手前では一昨年一月、車六
台が衝突し、三人が死亡する事故が起きた。それ以前も死傷事故が多発した。

県警交通指導課によると、二〇〇〇年の県内の速度違反検挙件数は五万四千八百三十
件で、このうちオービスによる検挙は二千二百八件。(1月29日 信濃毎日新聞)

ACHP編集部

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