山岳写真家・岡田昇さん 行方不明に関するマスコミ報道
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◆山岳写真家が北アルプスで遭難か 7日から連絡とれず
19日午後1時ごろ、北アルプス奥穂高岳付近へ撮影に向かった東京都福生市加美
平、山岳写真家岡田昇さん(48)と7日以降、連絡が取れなくなっていると、知人
から岐阜県警神岡署に連絡が入った。
同署によると、岡田さんは昨年12月29日に穂高岳山荘支配人の宮田八郎さん(3
5)らと一緒に、3人で岐阜県上宝村の新穂高温泉から入山、31日に穂高岳山荘冬
期小屋へ到着し、撮影を開始した。
今月7日、岡田さんを除く2人は下山し、岡田さんは同日午前6時ごろ、1人で奥穂
高岳方面へ向かった。山荘には20日分の食料があり、岡田さんは「しばらく撮影し
てから下山する」と話していたという。
宮田さんらは、岡田さんが無線機を持っているのに、7日以降連絡がつかなかったた
め、19日に山荘冬期小屋を確認したが、生活をしたような形跡はなく、遭難した可
能性があるとして、同署に届けた。
県警はヘリコプターを出して捜索したが、岡田さんは見つからなかった。20日も朝
から北アルプスの3カ所の冬期小屋に山岳警備隊員を降ろすなどして、捜索を続ける
という。
岡田さんは山岳写真家として知られ、氷壁やヒグマを題材にした写真集も出版。登山
歴は30年を超え、ヒマラヤやアルプスなど海外の山も経験している。(1月19日
asahi.com 20:58)
◆山岳カメラマンの岡田昇さん 北ア・奥穂高岳
19日午後1時ごろ、岐阜県上宝村の北アルプス奥穂高岳(標高3190メートル)
に入山した登山家で山岳カメラマンの岡田昇さん(48)=東京都福生市加美平=が
行方不明になったと、同県神岡町坂富町、穂高岳山荘支配人でカメラマンの宮田八郎
さん(35)が同県警神岡署へ届け出た。岡田さんは10日以上無線に応答せず、同
署は遭難したと見てヘリなどで捜索している。
調べでは、岡田さんは冬山撮影のために昨年12月29日、宮田さんらと計3人で上
宝村の新穂高から入山、同31日に穂高岳山荘冬期小屋に到着した。7日に宮田さん
ら2人は下山したが、岡田さんは「しばらく撮影して下山する」と話し、単独で奥穂
高岳方面に向かった。
小屋には20日分の食料があり、岡田さんは無線機を持っているが、7日以降は連絡
が取れず、宮田さんが19日、ヘリで小屋へ行ったが岡田さんはいなかったという。
小屋は上宝村の新穂高温泉から約12キロで、付近の積雪は最大で3〜4メートル。
岡田さんはヒマラヤのタムセルク北壁などを登はんしたほか、厳冬の知床の動物を撮
影した「凍風 震える野生の記憶」などの写真集がある。著書「カムチャッカ探検記
水と火と風の大地」の出版の際は、毎日新聞に「単独行動ではちょっとした油断が
命取りになる」と話していた。
作家の椎名誠さん(57)とは20年来の友人で何度も一緒に登山しているが、椎名
さんは「彼は登山経験も豊富だし、どこかでビバークして、大丈夫だと信じている」
と話している。(1月20日毎日新聞)
◆ヘリによる捜索も手がかりなし 不明の写真家・岡田さん
北アルプスの奥穂高岳(標高3190メートル)付近で、東京都福生市の山岳写真家
岡田昇さん(48)が行方不明になっているため、岐阜県警は20日もヘリコプター
で捜索したが、手がかりはなかった。21日以降も天候を見ながらヘリでの捜索を続
ける。
好天だった20日は、捜索範囲を長野県側にも広げ、岡田さんの妻・季古さん(4
2)ら家族や関係者もヘリに乗って捜索に加わった。
また、槍平、南岳、槍岳山荘の冬期小屋に県警山岳警備隊員を降ろし、小屋も捜索し
たが、岡田さんが立ち寄ったような跡はなかったという。(1月20日 asahi.com
19:24)
ACHP編集部
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