こだわりアイスクライミング

有持です。

 島田さん、こんにちは。

 週末はお疲れさまでした。無線のタイミングが悪くて交信できなかったのが残念で
した。私も何回か読んだんですけど。我々が裏同心を終了して大同心稜に抜けた時
に小同心クラックを登っているパーティがいましたが、あれが島田さんだったみたい
ですね。(^^)

> やっぱり登ったんですね。あの薄ーい氷を!

 なんとか登りました。取り付いてみると結構厚みがあったので崩壊する心配は
ありませんでした。氷質はいまいちでしたけど・・・・・。

> そんな滝をリーシュなしでリードするなんて、どういうヒト?すでにヒトじゃな
> い。
> 大同心沢でカモシカに出合いましたが、あれは有持さんだったのでは?

 カモシカなんてそんな可愛いものではありません。私は猿です。(^_^)(^_^)(^_^)

 夏から毎週のようにストマジのMX壁を登っていたので持久力がそこそこつい
ていたのでしょう、リーシュなしは初めての試みでしたが、なんとか登れました。
2テンション入ったのが悔しいですけど・・・・・。

 最近はリードの時にフィフィをかけてスクリューをセットするのは人工だと言う
人がいますが、フィフィがA1だとしたら、リーシュはA0だと私は思います。結
局は手首でぶら下がっている訳ですから。本当のフリーを目指すならフィフィ、
リーシュなしでやらなければ駄目だと思います。これは私のこだわりなので、
皆さんにこの意見を押しつけるつもりはありません。私の自己満足です。

 リーシュ、フィフィなしで氷柱を登るのはかなりのハイリスクになるので、自信
のある人にしかお勧めできません。私は登る時には、なんのアクシデントがあ
るか分からないので、フィフィを使えるようにハーネスにセットしておきます。腕
がパンプして墜落しそうになるまでは絶対に使いませんが・・・・・。

 リーシュなしで登るためには、いかにアックスを力を使わずに振るか、レストを
うまくやるか、スクリューのセットを短時間でやるかにかかってきます。私の技術
もまだまだなので、色々と研究しなければならないと思っています。

 昨日はストマジでMXの垂壁にぶら下がって、持久力アップとレスト体勢の研
究をしてきました。20分のぶら下がりを3回やりましたが、アックスの握り方、レ
スト体勢を考えてやれば、かなり腕力の消耗を防ぐ事ができます。アックスの位
置、身体の位置、足の位置を微妙に変えるだけで、腕への力の掛かり具合がか
なり違うものですね。でも、基礎は腕の持久力ですからまずは持久力を付ける
必要があります。

 ではでは。

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