アルプス滑落死の道内2人、スイスで遺族ら無言の対面 |
【ツェルマット(スイス)29日松岡亮】スイスアルプスのマッターホルン(四、四 七八m)の頂上付近で滑落死した道内登山家とみられる男性二人の遺族ら七人が二十 九日、チューリヒ経由で同山の登山基地・ツェルマットに到着した。 遺族らは地元の警察署で遺留品などを確認した後、遺体が安置されている教会に向か い、その場で二人の身元が留萌管内増毛町の道職員鈴木研一さん(35)と、札幌市白 石区のアルバイト店員斎藤秀一朗さん(23)であることが確認された。 ひつぎに納められた遺体と対面した遺族の一人は、「登頂には成功したと聞き、満足 しています」と涙を抑えて語った。遺体は三十日にスイス国内で火葬し、帰国する。 (7月30日 北海道新聞) ACHP編集部