遭難死、3連休で7人 県内山岳、目立つ下山中の事故
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二十―二十二日の三連休、県内の山岳は中高年を中心に登山ラッシュとなり、遭難の
死者もこの三日間だけで例年の夏山シーズン(七―八月の二カ月)のほぼ半数に当た
る七人と、最悪の結果になった。
県警地域課のまとめだと、山域別による死者は、北アルプス南部で五人、北ア北部で
一人、八ケ岳で一人。死者七人の内訳は、一人が脳内出血だったほかはすべて下山中
の転・滑落で、斜面でバランスを崩して転落したり、岩場で足を滑らせたケースが目
立った。死者のうち六人が四十歳以上だった。
同課によると、七月一日から今月二十二日までの県内の遭難者は死者を含め二十九
人。昨年同期比で二十一人も多い。二十四人が中高年の四十歳以上で占められてい
る。原因別では、転・滑落が十九人と最も多く、病気が五人、道に迷った人が四人、
疲労で動けなくなった人が一人だった。
同課は「観光気分だけで山に登り、体力と技術の不足を自覚していない人が多い。山
に行く前にもう一度、計画を見直し、どう行動すべきかを考え直してほしい」と呼び
かけている。(7月24日 信濃毎日新聞)
ACHP編集部
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