「登山の誕生 人はなぜ山に登るようになったのか」 |
中公新書新刊紹介 「登山の誕生 人はなぜ山に登るようになったのか」 とざんのたんじょう ひとはなぜやまにのぼるようになったのか 小泉武栄 著 こいずみたけえい 古来ヨーロッパにおいて山は悪魔の棲家として忌み嫌われていた。一方、日本人に とっては聖地であり、信仰にもとづく登山は古くから行われていた。だが近代的登山 が発祥したのは二百年ほど前のヨーロッパで、楽しみとしての登山が日本で普及する のはそれから百年後の明治末期になってからである。この差はなぜ生まれたのか。日 欧を比較しながら山と人の関わりの変遷をたどり、人々を惹きつけてやまぬ山の魅力 の源泉に迫る。 新書判/240ページ/本体740円+税/ISBN4-12-101592-4 C1225 ★ http://www2.chuko.co.jp/shinsho/v ACHP編集部