ニセコキャンプ場の管理棟が壊され使用不能に 後志支庁が被害届

【ニセコ】五色温泉近くにあるニセコキャンプ場の管理棟が、破壊されて使用不能に
なっていることが十七日までに分かった。管理者の後志支庁は、悪質ないたずらと見
ており、キャンプシーズンを前に、対応に苦慮している。管理棟荒らしは、ニセコ山
系の山開きの準備で訪れたニセコ町職員が見つけ、同支庁に連絡。同支庁担当者が調
べたところ、窓枠が外されて内部に侵入した形跡があり、ドアや壁が破損したり、配
電盤が壊されてショートし、壁の一部が焦げていた。外された窓枠は残雪の中に埋も
れており、冬の間のいたずらとみられる。修復には少なくとも数百万円かかるとい
う。管理棟は、道が一九九九年に約二千二百万円かけて建設し、木造平屋三十五平方
m。キャンプシーズンの六月上旬から十月まで、管理人が常駐する。

一方、蘭越町湯里にある湯本温泉キャンプ場でも、炊事棟の屋根の一部が壊れてい
た。雪の重みによる可能性もあり、ニセコキャンプ場管理棟のいたずらとの関係は分
かっていないが、支庁は、この二件について倶知安署へ被害届を出した。(5月18日
 北海道新聞)

ACHP編集部

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