雪解け進む岩手山 一部入山規制の緩和も

岩手山=岩手県滝沢村で、本社ヘリから/撮影・溝越賢

日本百名山のひとつで火山活動が続く岩手山。平年より暖かい春を迎え、真っ白な雪
に覆われていた山頂付近も急速に雪解けが進んでいる。

眺めの良さや、火山質の山肌に生える高山植物が登山客に人気だった。だが、98年
から火山性地震が頻発するなど活動が活発になり、入山が全面規制されてきた。

山頂西側のりょう線では今も200メートル以上も白い噴気が立ち上る場所がある。
地温も高いところで90度以上だ。

今年、山好きの人たちにうれしい知らせがある。火山性地震が少しずつ沈静化してい
て、このままなら東側の4ルートに限って7月から入山規制が緩和される。

万一の噴火に備え、登山道や8合目の山小屋には危険を知らせるサイレンや赤色灯を
つける。大型連休明けには機材の運び上げが始まる。

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東北地方に春が来た。さまざまな色や形が織りなす自然の妙を空から見た。(写真・
溝越賢)(05/11 asahi.com 12:11)

ACHP編集部

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