元F1レーサー右京さん、今秋8千メートル級登頂を計画
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92年から97年まで自動車レースの最高峰、フォーミュラ・ワン(F1)に参戦し
たレーサーの片山右京さん(37)が今秋、ネパールと中国の境にあるチョー・オ
ユー(8201メートル)登頂を目指している。エベレスト(8848メートル)の
無酸素、単独登頂も来秋の目標に掲げ、自らの限界に挑もうとしている。
山との出あいはレースよりも古い。父の巖(いわお)さん(73)が登山を趣味にし
ており、6歳から神奈川県の丹沢山系の山小屋で父の手伝いをしていた。「漠然と植
村直己さんのような冒険家になりたいと思っていた」という。
レースの世界に身を投じた後、登山を再開したのが95年。苦しいレースが続いてい
た。そんな折、欧州アルプスの最高峰・モンブラン(4807メートル)に友人と
登った。「登山はエンジンもタイヤもない。自分だけの力による純粋な挑戦に思え
た」。幼いころの夢がよみがえり、その後はマッターホルン、キリマンジャロなどに
登頂した。
チョー・オユー登頂には9月上旬から1カ月かける。準備として、5月の連休明けに
は、ネパール東部の6000メートル峰アイランド・ピークに登る。
片山さんは、自らの限界への挑戦に加え「若い人たちに、登った結果より過程がいか
に大事なのかを伝えたい」と話す。
11日には「Team UKYO」を結成した。全日本GT選手権などに参戦するか
たわら、モータースポーツの啓もうやチャリティー活動、登山体験もホームページ
(http://www.team-ukyo.com/)で紹介する。(4月21日 asahi.com 15:06)
ACHP編集部
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