ネパールの聖峰マチャプチャレ、登山解禁か |
宗教上の理由で、長年登山が禁止されていたネパール中部の名峰マチャプチャレ (6、993メートル)登山が解禁されそうだと、米国山岳会のEメールニュースが 伝えている。登山基地のポカラから、アンナプルナ連峰の中心にそびえるのが見え、 「ネパールのマッターホルン」の異名をもつ有名な山だけに、登山許可申請が殺到す るかも知れない。 同峰は、ふもとに住むグルン族の人たちが神の住む聖峰としてあがめ、登山に反対し てきた。 1957年に、地元の反対を押し切って英国隊が初登頂を目指したが、悪天候のため 頂上まで150メートルを残して退却したとされる。その後、登山禁止となってい る。 カトマンズの新聞のインタビューの中で、元観光大臣は「登山禁止は、英国隊が失敗 した後、彼らが自ら要求したことだ。登山許可を出さない宗教的理由はない」と述 べ、将来、登山が許可されることを示唆したという。(3月15日 asahi.com 20:14) ACHP編集部