5分野にアウトドアガイド資格−道の研究会が報告書案

アウトドアガイドの北海道独自の資格認定を検討してきた道資格制度研究会(座長・
新倉武一日本旅行業協会道支部長)は十二日、制度導入に向けた報告書案をまとめ
た。急流川下りなど五分野で個人資格を設けることに加え、事業者への適格認定も盛
り込み、観光客が安心できるガイド制度を目指す。同研究会は十五日に報告書をまと
め、堀達也知事に提出する。

個人ガイドの資格は、1)急流川下りのラフティング、2)乗馬散策するホースト
レッキング、3)山岳、4)カヌー、5)自然散策―の五分野に設ける。ガイドの経
験と知識に応じて初級や上級などにランク分け、ガイド技術の向上を狙う。認定試験
や登録業務は、アウトドア業界が設置する認定業務団体に道が委託する。

さらに、アウトドアガイド会社にも認定制度を設け、その柱としてガイド資格所有者
の確保を盛り込んだ。認定は道が直接行い、利用者からの苦情処理機関も設置。不適
格と判断した会社は認定を取り消し、業界全体の質の確保を図る。

ガイド制度は、堀知事が二期目公約に掲げた「北海道スタンダード(道独自基準)」
の一つ。道は二○○二年度から制度を導入する考えだ。ガイド認定制度を設けること
で、観光客に質の高いサービスを提供し、道内観光の活性化につなげる。(3月13
日 北海道新聞)

ACHP編集部

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