山梨県三富村の国道140号、雁坂トンネル手前の「道の駅みとみ」近くにある村営
・久渡の沢釣り場に、青々とした美しい氷の芸術が姿を見せている。三富村観光協会
が人工的に作っている氷壁だ。
道の駅から歩いて2時間ほどの西沢渓谷に例年、壮大な自然の氷壁ができる。しか
し、冬山装備でなければ渓谷に行くのは困難。そこで、「多くの人に気軽に氷壁を楽
しんでもらえるよう、釣り場に人工的に氷壁を再現した」(三富村企画観光課)。5
年前に始めた企画だ。
氷壁は、釣り場から上の山道へ向けてやぐらを建て、そのやぐらの上から水を流し、
凍らせて作った。昨年12月に作り始め、完成までに約2カ月かかったという。頭上
高く、見上げるほどの大きさだ。夜間はライトアップされ、昼間とは違った幻想的な
光景を見ることができる。
西沢渓谷に行ってから、釣り場の人工の氷壁を見に来たという埼玉県飯能市の上田明
司さん(54)夫妻は、「西沢渓谷の氷壁は、今年は雪に覆われて、あまりきれいで
はなかった。道の駅の店員に聞いて、ここに来ました。それにしても、すごくきれい
ですね」と、高くそびえる氷壁を見上げていた。
同村観光協会は28日まで、「氷壁の大きさコンテスト」と題して、期間中最も大き
くなった時の氷壁の高さを予想してもらう企画を実施している。正解者には、抽選で
村特産の権三郎みそが当たる。
問い合わせは観光協会事務局の村企画観光課(電話0553・39・2121)へ。
(2月14日 asahi.com 16:32)
ACHP編集部
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