携帯で「視界情報」 地吹雪警戒にどうぞ |
国土交通省東北地方整備局が昨年十二月から携帯電話端末などで情報提供している 「東北地方の国道に関する道路情報」のなかで、他県に先駆けて青森県の「視界情 報」のページができた。二月一日から試験的に情報提供が始まる。同省青森工事事務 所では「地吹雪などの警戒に役に立てば」と話している。 「東北地方の国道に関する道路情報」では東北地方の雪情報や路面の状況などを携帯 電話端末やホームページで紹介している。 iモードの公式サイトとなった昨年十二月十八日から一月九日までで携帯電話による アクセス数は七万三千百九十件、一日平均でも三千件を超えた。東北地方の太平洋側 南部で大雪となった一月八日は一日で一万件を超えるアクセスがあるなど出足は好 調。 二月一日から、雪情報や路面の状況では分からない地吹雪などを確認するための視界 情報を、他県に先駆けて青森県で試験的に提供することになった。 今回提供される情報は国道7号の浪岡町下十川付近の一カ所。この場所はまわりが水 田のため、国道7号の青森―弘前間でもっとも地吹雪のひどい場所だという。視界情 報は、十メートル単位で三百メートルまで表示され、情報は三十分おきに更新され る。 同省青森工事事務所は、「今後アクセス件数やモニター調査により信頼度などを調べ たうえで、複数地点に増やすかを検討したい」と話している。(2/1 asahi.com 青 森版) ACHP編集部