厳寒 菅平氷点下29度 観測史上一番 全県に低温注意報
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強い寒気の影響で、十六日朝の県内は各地ともこの冬一番の厳しい冷え込みとなっ
た。菅平は氷点下二九・〇度と、一九七九年のアメダス統計開始以来、県内の観測地
点の最低気温記録を塗り替えた。
長野の最低気温は、平年より七・七度低い氷点下一二・〇度。長野で氷点下一二度台
まで下がったのは十九年ぶり。松本は平年より六・四度低い氷点下一一・八度。
長野市上松の市茶臼山動物園城山分園のサル山では、ニホンザルが日当たりの良い
架け橋の上や雪のい場所を選んで数匹ずつ、肩を寄せ合って寒さをしのいでいた。
長野地方気象台は、この冬は暖冬の見込みとし、冬型は長続きしないとみていたが、
同気象台によると、一月はシベリアや北極方面から途切れなく寒気が入ってきている
という。強い寒気の影響は十九日まで続く見込み。
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<全県に、なだれ低温注意報>
県内では、明日の朝も冷え込みが厳しくなる。積雪の多い山沿いでは、なだれの起き
易い状態がしばらく続く。主な地点の予想最低気温は長野 マイナス9度、松本 マ
イナス9度、諏訪 マイナス8度、飯田 マイナス7度、軽井沢 マイナス13度。
(16日16時20分 長野地方気象台発表)
(1月16日 信濃毎日新聞)
ACHP編集部
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