前田@ARIアルパインクラブ
赤岩の氷柱で使いましたが、凍傷防止の塗り薬は優れものです。
のぼる前に指にすり込んでおくと、冷たくなるのを軽減できます。
商品名はヒルドイドといいます。薬品名としてはヘパリンといいます。血管拡張
剤だったかな??
ヒルドイド以外にも、ヘパリン(ヘパリン類似物質)を含む薬はあります。少し
安い。
薬局に売ってますが、扱っていない所もかなりあります。
マツモトキヨシはたいがい扱っているはずです。
ヘパリンナトリウムの塗り薬の適応には、確かに血行障害に基づく疼痛と炎症性
疾患、凍瘡がありますがヘパリンは血液の抗凝固作用が主であり、凍傷の予防に
効果があるかは疑問です。
私なら血管拡張作用のあるprostaglandin E製剤の服用の方が効果あるのではな
いかと思います。
凍傷の専門家ではないので、思い違いもあるとは思いますが、ちょっと一言すい
ません。
ご返事ありがとうございます。個人的にはプロスタグランディン製剤を使います
が、製薬会社は予防的効果は絶対に保証しないと思います。PL法施行以後何かと
問題が多いので、私自身も、使われて副作用などおこされてしかられても困るの
でその点よろしく。・・・・・汗汗
惠川です。こんにちは。
■プロスタグランディン(PG)
ヒト、動物の組織・臓器に含まれ、
多様な生理作用をもつ脂肪酸グループの名称で、異所ホルモンとも呼ばれる。
特に動脈拡張作用が強い。
サイトテック(ミソプロストール:プロスタグランディンE製剤)は、
非ステロイド性消炎鎮痛剤による潰瘍に対する治療薬ですが、
副作用としての下痢が高率に起こります(承認時までの調査では、非ステロイド剤併用で1
5%)。
■リノール酸とプロスタグランディン
リノール酸をたくさん取ると、体内ではアラキドン酸という物質に変換されて貯蔵される。
このアラキドン酸から作られるプロスタグランディンなどの化学伝達物質が悪さをするのであ
る。
これらの物質は、炎症を起こして細胞をがん化しやすい状態にする。
ウイルス性肝炎や炎症性大腸炎などで炎症が続くとがんが起こりやすくなるが、
リノール酸はそれと同じ状態を作り出すのである。
というような内容です。
このプロスタグランディンというホルモンの過剰分泌がガンの発生に関わりが
あるそうですが、運動によって抑制する事がわかっているそうです。
やはり、運動って体によいのですね。
それと、あやしいショッピングでプロスタグランディンを使った
バストアップ剤を販売していたのですが、効果は100%・・・とか。
ホントかな〜〜〜でも、怖そうです。
有持様
凍傷の予防について文献を当たってみました。
フィンランドの軍隊からの報告では、顔面、耳への軟膏はむしろリスクを増やすと
いう報告でした。白色ワセリンも暖かく感じるが温度は低い様です。(Emollients
in the prevention of frostbite Int J. Circumpolar Hearth vol.59 No.2
Page 122-30 2000)
またプロスタグランディンE1の内服については皮膚温低下末梢循環不全を
改善し得るとおもわれる、という報告がありました。(経口プロスタグランディ
ンE1製剤の高所での末梢皮膚温に及ぼす影響について 登山医学vol3 no1
page93-97)
ご興味があれば文献送らせていただきますが、?・・・・・
杉浦 拝
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