相模勤労者山岳会の田村です。
アルパインクライミングのホームページにもありますが、
★ http://www.big.or.jp/~arimochi/info.99.05.20.takiguchi.html
同一メーカーのカラビナ破損報告が労山神奈川県連のHP
★ http://www.k-rouzan.net/kyouikusoutai/news200011.html
にもありましたので、ご参考までに。
これを機会に、カラビナのチェックをしておこう。
増田@YCCです。
こういう話は時折聞きますが、誰かメーカーなり輸入元なりに事態を連絡した
り、改良を要望したりして何らかの返事をもらっているのでしょうか。
あるクライミングギアを輸入している会社の社長さんとお話ししたことがある
のですが、彼によれば、「自分の所で扱っているギアに何か問題があったら必
ず連絡して欲しい。責任をもって調査するし、製造元にも言うことは言って改
良させる。」とのことです。
また、「使い方に問題があって、力学的に、こういう使い方をすれば破断強度
を越える場合がある。」みたいな例もあったそうです。
我々はもちろん安心して使えるギアが欲しいと思っている訳ですが、人間のや
ることに絶対はありません。
輸入業者にもメーカーにも通報しないでHPやメーリングリストのなかで情報
が一人歩きしては改良の機会や、未知の危険な現象を発見しうる機会を失うこ
とになります(たとえば墜落時のショックでカラビナのゲートが開いて強度が
大幅に低下するなんて現象は10年前は知られていなかったはずです)。
ぜひ、事故に遭われた方本人が直接輸入元に通報して下さるようお願いしたい
です。
それでも何ら誠意ある対応を取ってもらえなかったら初めてこういう公表の仕
方をすれば良いのではないでしょうか。
上坂@京都比良山岳会です。
同メーカー、別種類のカラビナを使用しています。
今のところ、見た目の不具合はありません。
> > これを機会に、カラビナのチェックをしておこう。
> こういう話は時折聞きますが、誰かメーカーなり輸入元なりに事態を連絡し
た
> り、改良を要望したりして何らかの返事をもらっているのでしょうか。
> ぜひ、事故に遭われた方本人が直接輸入元に通報して下さるようお願いした
い
> です。
こういう要望は、メーカー自身が各商品に「本製品につき不具合を発見された
方は○○までご連絡ください。なお当社の対応が明らかになるまで第三者には
公表しないようお願いします。」というタグをつけるべきではないでしょう
か。
ただし、メーカー(または代理店)に通報するのは、双方および第三者ユー
ザーの利益のために当然のことと思いますが、ML発信前にメーカーに通報する
のが義務(マナー?)であるとは思いません。また通報がないことで、メー
カーがその後発生する事故について免責されるものでもないと思います。
いずれを優先するかは、あくまで内容が事実である限り、各自の責任ですれば
よいと思います。
個人的には、状況が社会的に影響力の大きい場合(したがって事故が拡大する
おそれがある場合)、どちらにも速やかに通報するのが好ましいと思います。
> あるクライミングギアを輸入している会社の社長さんとお話ししたことがあ
る
> のですが、彼によれば、「自分の所で扱っているギアに何か問題があったら
必
> ず連絡して欲しい。責任をもって調査するし、製造元にも言うことは言って
改
> 良させる。」とのことです。
これまで、積極的に対応したメーカーもあれば、関係者に圧力をかけてもみ消
そうとしたメーカーもあります。すべてのメーカーがいつでも納得のいく対応
をしていれば、自然とユーザーも「不具合はまずメーカーに」となるのではな
いでしょうか。
「社長さんが出会った人にいつもそうお願いしている」というのでは、一般の
ユーザーから見れば、ビジネスとしては何も努力していないのと変わらないの
ではないでしょうか。
> それでも何ら誠意ある対応を取ってもらえなかったら初めてこういう公表の
仕
> 方をすれば良いのではないでしょうか。
その場合は、第2信を発信すればよいのでは?
ところで、当事者が再起不能の重傷を負った場合には「誠意ある対応」って、
どんな対応なんでしょう?
上坂@京都比良山岳会さん、こんにちは。黒澤@猫の森です。
>>> これを機会に、カラビナのチェックをしておこう。
>
>> こういう話は時折聞きますが、誰かメーカーなり輸入元なりに事態を連絡したり、改
>> 良を要望したりして何らかの返事をもらっているのでしょうか。ぜひ、事故に遭われ
>> た方本人が直接輸入元に通報して下さるようお願いしたいです。
>
> こういう要望は、メーカー自身が各商品に「本製品につき不具合を発見された
> 方は○○までご連絡ください。なお当社の対応が明らかになるまで第三者には
> 公表しないようお願いします。」というタグをつけるべきではないでしょう
> か。
増田さんの言われているのは「自分の身を守るためには…したほうが良いよ」とい
う「有効なご提案の一つ」として受け止めれば良いと思います。強いて言えば「消費
者のあるべき姿」をご示唆いただいたと感じています。
> ところで、当事者が再起不能の重傷を負った場合には「誠意ある対応」って、
> どんな対応なんでしょう?
「死んでから保険金もらったって何にもならない」って仰りたいんですか (^^;
人は死んで名を残す…といいます。我々がクライミングを楽しめるのも数多くの先
人の犠牲の上に立っているのであること、そして、その犠牲は必ずしもメーカーだけ
の責任ではなかったであろうことを忘れてはならないと思います。
積極的にメーカーへフィードバックすることは消費者としての個人の権利を守るの
みならず、自分が属している社会…クライマーならクライミング社会というモノが存
在すると仮定して…への貢献であると考えます。
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