我々が西穂を24日下山するときに、フランス人の若いカップルが、
これから、西穂高→奥穂→吊尾根→前穂→重太郎新道→岳沢ヒュ
ッテへ行くとの事でした。
装備はテントなどの幕営類は持っているのですが、アイゼンをは
じめハーネスなどの登攀用具は一切もっていないとのことです。
これはまずいという事で、これから先は地図上では一般ルートだ
が、非常に危険であること、今いる場所が南側になるので、氷結
していないが、この先の北側の下りは氷結しており、登攀用具以
前にアイゼンがないと下れない可能性がある事などを説明しまし
た。女性の方はアイゼンを持ってきていないことを気にしていま
したが、男性はシャモニーの近く100Kmほどの所に住んでいて毎週
このスタイルで登っていたので、こんな岩場は全く大丈夫だと聞き
入れませんでした。
地図を持っていたのでルートを確認できたのですが、全く日本語
は出来ないようでした。
時間も昼近くになっており途中で日が暮れることも容易に想像で
きましたし、岳沢ヒュッテまでは幕営できるような場所も少ない
と思います。
３度、同じ事を説明しましたが、3000ｍクラスは彼にとっては丘
のような存在であることが確認できただけでした。（非常に好青
年で無理をして言っているようには見えませんでした。）
その後、そのフランス人カップルが無事下山したと信じておりま
すが、どうなったのか気になってどうしようもありません。
こちらもフランス語は全く出来ないので、適当な英語での会話だ
ったのですが、厚木に在住しているとの事でした。

男性は20代でリーチも長く技術力も充分のように見えましたが、
女性はやや小柄な美人でリーチも短く、これからのルートに不安
を隠せないようでした。
我々はそのフランス人にチョコレートを渡して別れたのですが、
どなたかこの厚木在住の美男美女のフランス人クライマーをご存
知ないでしょうか？

どのような情報でもいいですから、何かご存知の方、
下記のメールアドレスまで情報下さい。
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　　　　　　　　　　　　　　富士見市在住　無所属　橋本泰宏