今年の夏山、中高年の遭難が全体の半数超す

 今年七―八月の夏山シーズンに全国で起きた山岳遭難は、昨年同期より五十九件増
えて、四百件に上り、遭難者も三十四人多い四百三十七人を数えたことが七日、警察
庁のまとめで分かった。発生件数、遭難者ともに、統計を取り始めた一九六八年以
降、最悪の記録。

中高年の登山ブームを反映して、遭難者の中で、五十歳代は昨年より四十一人多い百
三十七人、六十歳代も九人多い百十人で、五十〜六十歳代の中高年が全体の半数を超
えている。このうち死者・行方不明者は五十二人で、昨年より五人減ったが、五十歳
代では逆に増えて八人多い十九人、六十歳代も二人多い十六人だった。

遭難が一番多かったのは、百三十二件の北アルプスで、南アルプス(二十三件)、富
士山(十八件)が続いている。

一方、今年六〜八月の全国の水難事故は、昨年同期より八十件少ない千十二件で、水
難者も八十一人少ない千二百五十五人。うち死者・行方不明者は六十一人減って五百
六十一人だった。(9月7日MainitiInteractive 12:00)

ACHP編集部

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