俳優、織田裕二(32)主演のアクション大作「ホワイトアウト」(若松節朗監督)
が今月19日の公開から11日で観客動員100万人を突破したことが30日、分
かった。
配給元の東宝によると、29日に102万5801人を記録。ここ10年に東宝系で
公開された日本映画の中では、やはり織田主演で配収53億円の大ヒットとなった
「踊る大捜査線 THE MOVIE」(平成10年10月公開)が、7日で100
万人を突破したのに次いで第2位。“踊る−”に追いつけ追い越せの勢いだ。
「ホワイトアウト」は、豪雪地にある冬のダムを乗っ取り、下流域の村民の命と引き
換えに50億円の身代金を要求するテロリストと闘うダム職員・富樫(織田)の物
語。零下20度の中での織田の命がけのアクションが注目を集めている。
東宝によると、都市部、地方を問わず全国的に客足が落ちず、観客層も小学生からシ
ニアまで幅広く「国民的な広がりを見せている」という。織田ふんする富樫が友人と
の約束を守るため、奮闘する姿に現代に求められるヒーロー像がだぶり、好意的に受
け止められた。ダム、雪山といったスケール感あふれる舞台も、観客の興味をそそっ
ているようだ。
★原作小説も100万部突破
映画が100万人なら、原作も100万部だ。「ホワイトアウト」は人気作家・真保
裕一さんが平成7年に発表したベストセラー小説。10年8月に文庫本化され、今年
1月までに35万部が売れていた。その後、映画化の発表を受け、公開までに74万
部に。今月19日の公開後、さらに売れ続け、100万部を突破。映画とともに大
ヒット記録を更新中だ。 (8月31日 ZAKZAK))
ACHP編集部
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