山形県小国町の飯豊連峰で22日正午ごろ、登山に来ていた東京都荒川区の公認会計士
の男性（67)が、雪渓を約150メートル滑落して怪我をしたと、山形県小国署に110番通報
が有った。小国署員を含む地元山岳救助隊が23日午前、男性を救助し、県の防災ヘリ
コプターで病院に運んだ。男性は胸などに打撲が有り、顔にも怪我をしたという。

小国署によると、現場は連峰内の新潟県境に近い通称「天狗の庭」付近。男性は6人
のパーティで20日、福島県山都町側から飯豊連峰に入り、縦走中だった。事故当時は
濃霧のため視界が1メートルほどしかなかったという。パーティのメンバーが近くの山小
屋に駆け込み、管理人はアマチュア無線で、交信に応じた人に110番通報を依頼。小
国署には新潟県警から連絡が入ったという。（7月24日 朝日新聞 朝刊）

ACHP編集部