海の下10キロ ひっそり富士山級海山 |
毎年4センチ沈み続けて・・・高知・室戸沖で確認 富士山並みの大きさの太古の海山が、高知県・室戸岬沖の地殻の中に潜り込んでいる ことを、海洋科学技術センターが確認した。7日付の米科学誌サイエンスに論文を掲 載する。 海山が見つかったのは、フィリピン海プレートが日本列島の下に沈み込んでいる地点 (南海トラフ)から、四国側に約80キロ寄った海底の地殻。センターが昨年、船から 発した音波の反射などを分析して地殻構造を調べたところ高さ約3000メートル、直径約50 キロの海山が海面から深さ10キロ付近に沈み込んでおり、海山の山頂部分が潜り込んだの は約200万年前と見られる。(7月7日 朝日新聞 朝刊) ACHP編集部